今日も明日もドラマライフ
今日も明日もドラマライフ

今日も明日もドラマライフ

映画「火喰い鳥を、喰う」は横溝正史ミステリー&ホラー大賞受賞の原浩さんの小説を原作にしている作品です。

 

夏の信州を舞台に起きた不思議な怪奇現象と出会っていく…とゾクっとするようなホラーです。

 

今回は2025年10月公開の映画「火喰い鳥を、喰う」のネタバレありあらすじと私の感想&考察をまとめました!

 

 

 

  • 映画「火喰い鳥を、喰う」のキャストは?
  • 映画「火喰い鳥を、喰う」のネタバレありあらすじ!
  • 映画「火喰い鳥を、喰う」の結末は?一連の犯人は誰?ラストシーンの意味を考察!
    • 映画 火喰い鳥を、喰うの一連の怪奇現象の犯人は?
    • 映画 火喰い鳥を、喰うの結末は?原作と異なるラストシーンの意味
  • 映画「火喰い鳥を、喰う」は怖い?実際に見た私の考察と感想!
    • 映画 火喰い鳥を、喰うを見た私の考察と感想 ①戦時下の日本兵の過酷な環境と生への執着が悲劇を生んだ?
    • 映画 火喰い鳥を、喰うを見た私の考察と感想 ②北斗総一郎を演じる宮館涼太さんの存在感
    • 映画 火喰い鳥を、喰うを見た私の考察と感想 ③執着の生存競争は北斗が雄司に勝った結果なのか
  • まとめ:映画「火喰い鳥を、喰う」は怖い怪奇現象に震える結末!

 

 

 

 

映画「火喰い鳥を、喰う」のキャストは?

 

久喜雄司…水上恒司 

久喜夕里子…山下美月

与沢一香…森田望智

久喜保…吉澤健

瀧田亮…豊田裕大

久喜伸子…麻生祐未

北斗総一郎…宮舘涼太(Snow Man)

 

 

youtu.be

 

 

 

 

映画「火喰い鳥を、喰う」のネタバレありあらすじ!

 

 

映画「火喰い鳥を、喰う」のネタバレを含みますのでご注意ください!

 

信州松本

 

雄司と妻の由里子は墓を警察に見てもらっていました。

 

墓石に彫ってあったはずの「久喜貞市」という名前が消されていたのでした。

 

「祖父の兄です。」と雄司は説明。

 

「これは手作業だね。いたずらにしては手が込んでいる。」と警察官も言いました。

 

「しかも日記が発見されたと知った日に…。」と由里子も言いました。

 

雄司は墓の向こうに白いワンピースを着た女の子の姿を見ます。

 

彼女は唇に指をあてて雄司を見ていました。

 

 

 

雄司は長野学院大学の助教授をしており、妻の由里子は同じ大学の事務として働いていました。

 

職場で2人は同じ弁当を食べていますが、毎朝雄司が作っていました。

 

由里子は車で待っており、雄司と一緒に帰ります。

 

家に帰ると玄関にはカブトムシがとまっており、虫が苦手な雄司がひるんでいると、由里子が「相変わらず虫が怖いのね。」と言って素手で触り、隣の木に移動させます。

 

雄司の母伸子と祖父保と食べる夕食時、親戚たちが墓の墓石を掘った犯人探しとパトロールをする、と母が話をしていました。

 

伸子は由里子さんは来なくていい、といいますが、由里子は「私も行きます。」と言います。

 

「何かがおかしい気がして。」

 

そして休日に親戚たちが集まり、墓が削られていたところを集まって確認。

 

「犯人はここのもんじゃねえよ。」と話をしていました。

 

 

そして由里子の弟の亮が東京からやってきました。

 

「本当に来たの?」と驚く雄司。

 

「蓼科でサークルの集まりがあったんでそのまま来ました。日記の話きいたんで。」と亮は答えます。

 

「姉ちゃん、変わったな。昔はなんかギスギスしてたっていうか。」と亮は雄司に言いました。

 

話をしていると久喜家に信州タイムスの社用車がやってきました。

 

信州タイムスの記者という与沢と玄田は名刺を渡して挨拶をして説明をします。

 

「太平洋戦争の終戦記念日に合わせて太平洋戦争の特集記事を作成しました。

 

パプワニューギニアの慰霊祭に参加した日、アファーという村で日本兵の手帳が発見されたので遺族に返還してほしい言われたので今回お届けに伺いました。」

 

与沢は封筒から手帳を取り出し、久喜家の面々に見せました。

 

「日記が書かれていました。」と与沢が言うと、祖父の保が手帳を手に取ります。

 

本籍地や名前が書いてあるページを保は確認します。

 

名前には「久喜貞市」と書かれていました。

 

「マイケルさんの親族の方によると、連合軍が1名の日本兵を発見し、射殺したそうです。

 

同じ軍だった藤村栄さん、伊藤勝義さが生き残っており、それはかつて保が藤村さんから聞いた話と同じでした。

 

「優しい兄だった。俺は7歳だった。覚えてることはわずかだ。」

 

そして保は貞市の姿が映る白黒の写真を見せました。

 

「唯一の写真です。」

 

それは貞市が出征する時の写真でした。

 

「稲刈りには帰れると言っていたのに結局今生の別れとなってしまった。」

 

「貞市さんの日記は昭和18年の1月から記されています。」と与沢が手帳を広げました。

 

貞市は現在のパプワニューギニア、当時は日本の占領下だった場所で潜伏していました。

 

日記には当時の戦況、そして仲間たちが亡くなっていく様子も書かれていました。

 

徐々に戦況は悪化していき、亡くなっていく軍の仲間も増えていきます。

 

森の中で崖下の窪地で貞市の部隊は腰を落ち着ける場所を発見し、その後生存日記へと変わります。

 

複数の仲間たちが命を落とし、貞市、藤村と伊藤のみが生き残り、食料も底をついていきかろうじて生きている状況となりました。

 

昭和二十年四月十八日

巨大なトリヲミル

赤いアゴ 黒い巨腿 ダチョウの如く

話にキク ヒクイドリ トオモワレ

 

ヒクイドリという鳥の名前が日記に登場すると、与沢がヒクイドリについて「飛べない鳥です」と説明し、画像で紹介をしました。

 

六月六日

ヒクイドリクイタイ

 

貞市の日記には体調が悪化していき、火喰い鳥に対する執着が増していくのを感じさせました。

 

六月六日

 

この日の日付を最後に日記は終わっていました。

 

 

 

そこに母の伸子がスイカを持ってやってきました。

 

「妙な日記だわな。帰らなきゃいけねえ、生きて帰らなきゃいけねえ、そんな匂いがあるわな。」

 

「久喜貞市は生きている」と玄田はスイカを食べながらつぶやきました。

 

「申し訳ない…彼が生きて伸びていればと考えた。」

 

 

すると、亮がテーブルの端で背中を丸めていました。

 

「亮、どうしたの?」

 

亮は貞市の手帳に「ヒクイドリヲクウ ビミナリ」と書きこんでいました。

 

「書いたの?」と由里子は慌てます。

 

「自分でも…わからない…。」と亮は答えました。

 

そして由里子は慌てて亮が書いた文字を消しゴムで消しました。

 

 

 

大雨が降っている中、大学で仕事を終えた雄司と由里子、そして信州タイムスの与沢と玄田は藤村栄の家に行きました。

 

藤村栄は90を超えて寝たきりの状態ですが、貞市の日記を読んで泣いていました。

 

「地獄だった。

 

道なき道をただ歩いて、歩けなくなっている者は見捨てるしかなかった。」

 

言葉がうまく出ない栄の言葉を娘のゆきが通訳をして説明をしていきました。

 

貞市の人柄について聞くと、「真面目な方、仲間想いだった」と言います。

 

「あなたは貞市さんに似ているそうです。」と雄司を見て言うと、そこに雷が落ちて停電になりました。

 

藤村は「ひくいどり!」と突然叫びます。

 

「食べたって。うまかったって。」と娘のゆきは通訳をしました。

 

 

雄司はその夜、寝ている時に障子から大きい火喰い鳥が顔を出す夢を見てうなされていました。

 

「ただの夢だよ。」

 

「ただの夢じゃない。あの日記、処分した方がいいと思う。」と由里子は言いました。

 

 

 

縁側で保と雄司は将棋をしていました。

 

日記について、雄司は「お祓いをしてもらおう」と言うと、保は「もう遅いわ。貞市兄は生きてるだろ。」と答えます。

 

「…何言ってるんだ、じいちゃん。貞市さんは死んでるんだよ。」

 

「…そうだ、死んだんだ。」

 

 

 

伸子と由里子は祖父の保が家からいなくなり慌てて探しますがどこにも見つかりません。

 

雄司は保がいなくなったことを交番の警察官に話をしていました。

 

「祖父と軽トラがいなくなりました。なんというか…忽然と消えてしまったというか…。」

 

 

 

自宅で由里子は保の枕元にあったという貞市の日記に「六月九日 ヒクイドリヲクウ ビミナリ」と書いてあるページを雄司に見せました。

 

「私じゃない。」

 

「君はそんなことしない。」

 

「亮は東京に帰ってから熱が出て寝込んでいる。」

 

「これは貞市さんが書いた。」と由里子が言うと、「何かの比喩?それとも幽霊?」と雄司が聞きます。

 

「最初から書いてあった。80年前に。」

 

するとニュースで火事を告げる報道が聞こえてきました。

 

藤村栄さんの自宅は火災となり、90代の男性と60代の女性が重体と報じていました。

 

「みんなあの日記のせいだ…。

 

あなただって変な夢を見続けているでしょう。

 

こういうことに詳しい知り合いがいる。日記について相談したの。」と由里子は雄司に言いました。

 

 

 

 

弟の亮が新幹線で長野にやってきます。

 

「北斗に会うんだろ」

 

そこに与沢もやってきました。

 

「専門家にお会いすると聞いたので。

 

玄田が入院しました。高熱が出て何かをうわごとで言っていて」と報告をします。

 

「3人目…。」

 

喫茶店では由里子が連絡を取っていた北斗総一郎が4人を待っていました。

 

「変わらないね。相変わらずきれいだ。」と北斗が言うと、由里子は「そういうの辞めて下さい」と拒否します。

 

「僕の携帯番号消されたのだと思ったよ。」

 

「消していました。昔の手帳に挟んであった住所録を探しました。」

 

「それでどこで出会ったの?」と北斗は雄司に由里子との関係について聞きます。

 

「高校の時の天文部で。」と答えますが、雄司は北斗に対して嫌悪感を抱いていました。

 

由里子が北斗をたしなめ、北斗に貞市の手帳を見せました。

 

「これを見て何も感じなかったわけないよね?」と北斗は由里子に聞きます。

 

「これは…籠りだ。」と北斗が説明。

 

「僕が勝手にそう呼んでいます。匂いってあるでしょう。

 

匂いの仕組みと同じようなものが思念にもあると僕は考えています。

 

何か強い思念を持つものが籠りとなるんだ。」と籠りについて北斗は語りました。

 

「僕みたいなものはまれですが、由里子もそうです。」

 

「あなたは霊能力者ですか?」と雄司が聞くと、「僕は幽霊は見たことはありません。」と北斗は答えます。

 

「由里子も感じ取っていたのでしょう。」

 

すると、「これはお預かりしていた貞市さんの写真です。」と与沢が預かっていた貞市が映る写真を見せると、貞市の写真がかすかに笑っているように見えました。

 

「これ、口元が…。」

 

4人は貞市の表情の変化に驚いていました。

 

「この人のお墓があるのでしょう。」と北斗が言い、雄司の車で移動をすることになりました。

 

車の中で与沢は「昨日パプワニューギニアの日本人で先日お世話になった方に連絡しました。

 

この日記を託したマイケルさんと話をしたんですが、この日記について何も覚えていなかったんです。」

 

しかも彼と日記についてやり取りしたメールも国際便の履歴も消えていたことが与沢区の口から語られました。

 

 

久喜家の墓に到着すると、お墓には貞市の名前がなく、雄司の祖父である保の名前が彫られていました。

 

それは雄司の父が亡くなった日と同じでした。

 

 

北斗は亮に「日記に書きこんだんだよね?なんて書いた?正確に。」と尋ねます。

 

「火喰い鳥を喰う、美味なり。」

 

「でも由里子が消したんだよね。なるほど。」

 

「皆さん、先ほどの籠りという概念は天体にも似ています。

 

様々な物質が重力的に凝縮された状態を言います。さらに大きければ…。」

 

「ブラックホール級にもなる。」と雄司が言います。

 

「何が言いたいんですか?」

 

「この手帳は掛け値なしのブラックホール級だ。

 

貞市さんが6月9日に亡くなったのはここにいる全員の周知の事実だったはず。

 

しかしそれが何かのトリガーにより変わってしまった。

 

久喜貞市の生存だよ。

 

久喜貞市が生きていたら…亮君の日記によって全員が肯定したんだ。」

 

「久喜貞市が生き返ったとかそういう話なんですか?」

 

「我々が認識するこの現実と別の現実を生み出してしまった。」と北斗は説明をします。

 

そして北斗は日記に久喜貞市は死んだ、とみんなに書くように言います。

 

「文字が持つ聖性は古代から伝承されています。久喜貞市の死が確定的になる。」と説明します。

 

与沢、亮、由里子、そして最後に雄司が手帳に「久喜貞市は死んだ」と書きこみました。

 

すると、雄司の携帯電話が鳴りました。

 

母の伸子からで「軽トラが見つかった」と警察から連絡が入ったというものでした。

 

墓から電話のために離れた雄司に亮は「あいつは姉ちゃんを取り戻したいだけなんだ。あいつが全部仕向けたんだよ。北斗総一郎を信じるな。」と忠告します。

 

 

雄司は警察が発見した軽トラを見に行くと、さび付いておりここ数日なくなったとは思えない風貌となっていました。

 

警察に呼ばれて話を聞かれた雄司は疑われたと報告し、帰ってきました。

 

雄司がお茶漬けを食べていると、母の伸子がもう一人の生き残りである伊藤さんに電話をして聞いてみた、と話をします。

 

「おかしいのよね。戦死したのは伊藤さんで、生き抜いたのは貞市さんの方と言っていて。」

 

 

 

夜、仕事をしている雄司に由里子が「ごめんなさい」と声を掛けます。

 

「秘密にしていたわけじゃない。

 

何かとしか呼べないようなものと感じることがあった。」

 

「あまり人とは話さなかったよね。先輩は。」と雄司は言います。

 

由里子は天文部の雄司の1年上の先輩として出会いました。

 

「東京で北斗に出会ってこの人は私と同じ感覚を持っている、ってすぐにわかって。

 

北斗はすべて自分のものにしたいの。執着がすごいの。

 

北斗から逃げるように野辺山に行って。」

 

 

由里子が野辺山のプラネタリウムに行くと、そこで雄司に再会をしました。

 

「あそこで働きたいと思ったこともあったんだ。」

 

「北斗に連絡をしたのは、ここでの暮らしを守りたかったから。人間でいられる。

 

私はここで生きてきたい。そう決めたの。」

 

 

翌朝雄司が起きると、由里子が弁当を作っていました。

 

しかし由里子は卵焼きを焦がしてしまいました。

 

雄司は「僕がやる。僕が守るよ。」と由里子と一緒に弁当を詰めていきます。

 

 

雄司は戦地にいる夢を見ていました。

 

 

「殺すんだ、殺せ!!!」という声が聞こえます。

 

 

すると、雄司は道路におり、トラックでひかれそうになりました。

 

そこに来たのは北斗総一郎でした。

 

「危なかった。胸騒ぎがして様子を見に来たんです。そしたらふらふらときて突然出てきたんです。」

 

「夢?」

 

 

北斗は車で雄司を自宅まで送っていきました。

 

 

由里子は玄関で雄司を迎えに出てきました。

 

「これは我々のいる現実ともう一つの現実との生存競争です。」

 

「これは燃やして処分した方がいい。」と由里子が言いますが、北斗は「賛成できないな。」と反対します。

 

「これはうちの問題です。」と由里子が話すと、「うちのね…。個人主義の塊のような由里子だったのに、田舎の久喜家の嫁でいいのか。」と北斗は冷たく言います。

 

「あの日記は燃やします。」と雄司は北斗に宣言。

 

「わかりました。もう2、3日待ってもらえますか。チベットのペマ師に解呪の方法を聞いています。」

 

「1日だけ待ちましょう。妻を守りたい。」

 

「僕も由里子を守りたい。」

 

 

雄司は由里子とともに家に入ると、固定電話がかかってきました。

 

「チヤコさん…」

 

相手がそういうと電話は切れてしまいました。

 

母が居間にやってきて「何回かかかってきてるの。」と言います。

 

「チヤコなんてそんな人はうちの家にはいない…。」

 

「お父さんが死んだ時もそうだった。

 

でも、生きている者は生きていかなきゃいけない。」

 

 

 

翌朝朝食を食べている雄司と由里子。

 

「お父さんが亡くなった時もそうだった…。この家に何かが生きているような…。

 

幽霊とかじゃない。生きていたかったという思いみたいなもの。」

 

雄司が14歳の時に父は事故で亡くなりました。

 

高速道路でトラックが突っ込んできて父は死亡。その車には雄司と祖父の保も同乗していました。

 

そして雄司は「君を守るよ。」と改めて由里子に言います。

 

「私が怖いのはあなたに何かあったら…ということ。この家にしか私の家族はいないんだから。」

 

「亮君は?」と雄司は由里子に聞くと、「亮?」とポカンと返します。

 

「君の弟だろ。」

 

「私に弟なんていない。」

 

「何言ってるんだ…。亮君が日記に書きこんだことがすべて始まりじゃないか。」

 

「日記に書きこんだ…?」と由里子は頭を抱えてしまいました。

 

すると玄関に白いワンピースの少女が現れました。

 

 

 

記者の与沢は入院中の玄田の元を訪れており、雄司にあることを電話で報告をしていました。

 

 

「あいつと決着をつけてくる。」と雄司が自宅を出ると、由里子も「私も行く」と同行します。

 

 

雄司と由里子が出向くと、北斗は袈裟を身に着け、ろうそくに火をつけて解呪の儀式の準備をしていました。

 

「解呪の儀式は明日の予定です。」と言いますが、「そんなことはどうでもいい」と雄司は言いました。

 

「ペマ師なんて本当に実在しているのか。

 

玄田記者とあなたは同じ高校を出ています。久々にパプワニューギニアで再会し、トリガーという役目を命令した。

 

最初のトリガーは墓石の貞市さんの名前がなくなっていたことだ。明らかに人為的なものだった。

 

与沢記者が聞いて玄田記者が認めた。

 

お前なんだろう。」と雄司は北斗を問い詰めました。

 

「私も導かれたんだ。木材の箱の中に入っていたあの手帳を発見して。

 

まさか日記が由里子が嫁いだ家のものだったなんて。

 

どうしても惹かれ合ってしまうんだろう。」

 

 

そして北斗は「玄田にトリガーを指示をしたのは僕です。」と告白をしました。

 

すると電話で車で運転をしながら通話をしていた与沢の車が突然火が上がっていました。

 

与沢が乗っていた車は火事となってしまいました。

 

「5人目だ…。

 

彼女たちはこの世界からはじき出されのでしょう。」と北斗が言います。

 

すると、家の上に白いワンピースを着た女の子と黒い服を着た北斗の姿が見えました。

 

「あれは僕だ。

 

けれど僕じゃない。

 

そうか、こうなるのか。」

 

すると、由里子は北斗と女の子がいる方に歩いていこうとしました。

 

少女の姿は中年の女性に変わっていました。

 

突然建物のガラスが割れ、由里子はガラスの破片が体に刺さり、血だらけになって倒れていました。

 

「どういうことだ!」と雄司は叫びました。

 

 

「ヒクイドリ、クイタイ…」

 

次の瞬間、目覚めるとそこは日本兵が潜伏していたパプワニューギニアの密林の中でした。

 

そして久喜貞市が目の前に現れ、雄司のことを伊藤、と呼びました。

 

貞市は「俺は生き延びる!」と言い、藤村の首を絞めていき、ナイフで刺しました。

 

「火喰い鳥も、人も食べれば同じ、伊藤君はどう思う?」

 

 

 

 

すると目の前に祖父の保が運転する軽トラが現れました。

 

助手席に乗る雄司。

 

「あいつが死んでくれたらな。」と保が言います。

 

「あいつ…」

 

「さっきからずっと見てる…。」

 

「親父…。」

 

雄司が振り返ると、軽トラの後ろには亡くなった父の姿がありました。

 

 

雄司はなんとか自宅に戻ると、玄関には無数のカブトムシがとまっていました。

 

母の伸子が「今開けますね」と言います。

 

「由里子は帰ってる?」と雄司が聞きますが、「はい?どちら様ですか?」と母伸子は答えます。

 

「雄司だよ。あんたの息子だよ。」

 

「息子は…死んだんです…。ずっと前の自動車事故で…もうやめてーーー!」と伸子は泣き出しました。

 

 

雄司は久喜家の墓に行き、名前を確認すると、「雄司 14歳」という文字が書かれていました。

 

すると、墓の周りに火を持ってパトロールしている村民たちが見えました。

 

「こっちだ」と亮が現れ、雄司の手を引っ張りました。

 

 

「兄さんは強くはない。それが致命的な欠点なんだ。ここは久喜貞市が生きている世界だ。

 

元に戻るには久喜貞市を殺すしかない。」

 

亮の顔はゴツゴツしたできものがありました。

 

そして自宅の方角から煙が上がってるのが見えました。

 

 

雄司は煙の方向に行くと、そこには北斗がいました。

 

「お前どこにいた?」

 

「今までどこにいたんですか?」

 

「それはなんだ?」と雄司が北斗の足元に目をやると、そこには石で埋められた由里子の遺体がありました。

 

「火喰い鳥は丸のまま蒸しました。」と北斗は答えました。

 

「執着の強い方が最後は勝つ。

 

お前と由里子の未来なんて間違っている。お前邪魔なんだよ!消えろよ。」と北斗は雄司の胸倉をつかみます。

 

雄司はスコップを持って北斗を何回も殴りました。

 

顔がボコボコになり、瀕死の状態の北斗は細々と言います。

 

「君が…僕を殺す…。これで儀式が終わる…。現実は変わる…。

 

虫も殺せない君が僕を殺すように仕向けた…。僕の勝ちだ…。

 

君も僕も消えるんだ…。

 

 

 

「そうはさせない。」と雄司は貞市の日記に火をつけますが、燃やすことはできませんでした。

 

日記には6月9日以降の記載も増えていました。

 

 

六月十二日 ヒクイドリヲクウ ヤムヲエズ

 

そして12月には日本に帰還することが決まり、喜びの記述も書いてありました。

 

 

久喜貞市は生きている…

 

「由里子、今取り戻すから。」

 

 

雄司はスコップを持ったまま、自宅に入りました。

 

そこには縁側で外を見ている白髪の老人がいました。

 

彼が振り返ると、その顔は火喰い鳥でした…。

 

 

 

雄司はまたパプワニューギニアの密林におり、見つけた火喰い鳥を殴っていました。

 

そして貞市がもう一度現れて雄司に襲い掛かり、雄司は貞市を押し返し、叫びました。

 

 

 

 

久喜家の自宅で「おじいちゃん、何を見ているの?」と白髪の老人に中年の女性が話しかけました。

 

「ああ、チヤコ。」

 

「何を見てるの?」

 

「穴の中に女の人が倒れて燃えてる」

 

「穴もないし、どこも燃えてないよ。」

 

「あの時あの戦地で死んでいたような気がする。」

 

「もしそうなら私は生まれてないから大丈夫。おじいちゃんのことは私が守るから。」

 

 

そこに一人の来客がありました。

 

「北斗さん」

 

「まだ悪夢はみますか?」と北斗は千弥子に聞きました。

 

「変な夢を見るんです。うちのお墓に知らない人たちがいて。私はなぜか小さくて。

 

なんだか親しい人に思うんですけど、誰なんだろう。」

 

そこに玄関に女性が入ってきました。

 

「これから新婚旅行なんです。妻の由里子です。」と北斗は千弥子に由里子を紹介しました。

 

「由里子は大学時代からの知り合いで。こんな現実になればって強く思っていたんですよ。」

 

 

 

 

雄司はプラネタリウムの職員として働いていました。

 

プラネタリウムの上映で寝てしまった雄司は同僚に夢を見ることを話します。

 

「大学で化学の助教授をやってる夢。そっちに行こうと思ったこともあるんだ。

 

すごい大切なものに出会ったような気がするんだけど…。」

 

 

 

雄司は由里子と駅ですれ違います。

 

2人は振り返り、お互いを見つめ合い、由里子は涙を流していたのでした…。

 

 

 

 

映画「火喰い鳥を、喰う」の結末は?一連の犯人は誰?ラストシーンの意味を考察!

 

火喰い鳥を、喰うはグロテスクなホラー要素もある原作をリアルに映像化しており、最後までドキドキさせられる展開でした。

 

火喰い鳥を、喰う。の怪奇現象の犯人と結末についてまとめました!

 

 

映画 火喰い鳥を、喰うの一連の怪奇現象の犯人は?

 

 火喰い鳥を、喰うではまず死者の日記が届いたことから起きる数々の怪奇現象が主軸となっています。

 

まずは祖父の兄の貞市の墓石の文字が削り取られているという奇妙な事件が発生。

 

妻の由里子の知り合いである北斗総一郎に調査を頼みますが、結果的に今回の超常現象を起こすきっかけを起こしたのは北斗でした。

 

偶然貞市の日記を古物商の仕事で行っていたパプワニューギニアで見つけた北斗は、記者の玄田に持ち主の捜索を頼むと最愛の由里子の嫁いだ家であることが判明。

 

(映画ではあまり語られませんでしたが北斗は古物輸入の仕事をしている設定です)

 

貞市の生への執着を利用して由里子との関係を取り戻そうと考え、久喜家の墓に細工をし、玄田にトリガーである「久喜貞市は生きている」という言葉を久喜家でいうように指示をしました。

 

しかし、その後の怪奇現象は北斗が起こしたものというよりは、久喜貞市の生存の世界に移り変わっていくために自動で発生していったものでした。

 

 

映画 火喰い鳥を、喰うの結末は?原作と異なるラストシーンの意味

 

火喰い鳥を、喰うの結末は久喜貞市の生存している世界に変わり、貞市と孫の千弥子が生きている久喜家に由里子と結婚した北斗総一郎が現れました。

 

さらに雄司は大学助教授ではなく、プラネタリウムの職員となっていました。

 

原作では北斗が由里子と久喜家を訪れるシーンでゾクっとして終わりなのですが、映画では別の世界で雄司と由里子がすれ違うシーンがラストなっていました。

 

原作を読んだ段階では雄司の生存がわからず、私としては「14歳の時の事故で死んでいたのでは」と思っていたのですが、この世界でも生きていたのか…というのがわかってほっとしました。

 

雄司と由里子の別世界でも惹かれ合っている結びつきを描くことで、すべて北斗の思い通りにはいかないという2人の「執着」を表したかったのでしょう。

 

 

 

 

 

映画「火喰い鳥を、喰う」は怖い?実際に見た私の考察と感想!

 

映画「火喰い鳥を、喰う」は次々に発生する怪奇現象が描かれるミステリーホラーな作品です。

 

原作よりはマイルドになっていますが、それでもちょっと怖いなと思うシーンもありました。

 

私の感想と考察についてまとめました!

 

 

映画 火喰い鳥を、喰うを見た私の考察と感想 ①戦時下の日本兵の過酷な環境と生への執着が悲劇を生んだ?

 

今作のきっかけになったのは貞市氏の日記ですが、彼の過酷な戦時下の状況はフィクションとはいえリアルな戦況を参考にしているのでしょう。

 

日記からうかがえる道なき道を歩き、食べるものも何もなく、飢えていく…という戦況は今となっては想像するだけで辛いです。

 

そして雄司が見た幻想の中で貞市が藤村の首を絞め、「火喰い鳥も人も同じ」と語っていました。

 

火喰い鳥と食べたから藤村と伊藤は生き残った、と藤村の記憶ではそうなっていましたが、実は亡くなった貞市の人肉を食べた…という可能性が高いのだと思います。

 

過酷な戦況下では常軌を逸したようなことを行ってしまう世界だということも想像ができます。

 

明言はされていないものの、実際に体力がなく瀕死の状態であれば火喰い鳥を仕留めるよりは死んだ人の人肉を食べた方が納得感があります。

 

(原作ではなんとなくにおわせている描写がありました)

 

そのおぞましい記憶を「火喰い鳥がうまかった」に都合のいいように変換されているのかもしれません。

 

結局貞市の「生きたい」という私怨を怪奇を引き起こしていたわけですが、100歳近くなったおじいちゃんの貞市は戦争の時を後悔しながらも心穏やかに生きているようで、そのギャップも印象に残りました。

 

 

 

映画 火喰い鳥を、喰うを見た私の考察と感想 ②北斗総一郎を演じる宮館涼太さんの存在感

 

今作で一番私が見たかったのは北斗総一郎を演じた宮舘涼太さんの演技でした。

 

大奥の松平定信を演じた時から「もっと舘様の演技が見たい!!」と思っていたので、今作のちょっとやばい北斗役は本当にハマり役だと感じました。

 

事前に原作を読んで北斗のやばさはなんとなくわかっていたのですが、映画では舘様の独特な雰囲気に合わせた北斗総一郎像になっていたと思います。

 

穏やかな口ぶりなのに人妻になった由里子に異常なほど執着し、どこか人をあざ笑うような態度を取る北斗を嫌味なく演じられた宮舘さんは本当にすごかったです。

 

予告でもドキドキした「お前邪魔なんだよ」の雄司への言葉も恐ろしくて震えましたね…。

 

 

 

 

映画 火喰い鳥を、喰うを見た私の考察と感想 ③執着の生存競争は北斗が雄司に勝った結果なのか

 

雄司は由里子のために北斗を殺し、生存している貞市を殺そうとしますが、結果的に貞市が生きている世界を戻すことはできませんでした。

 

北斗は雄司に殺されましたが、その結果は彼が望んでいたようでした。

 

「執着が強い方が勝つ」と語っていたように、お互い由里子に対して感じていた執着は北斗が勝ったということなのかな?とも感じましたが、

 

「元の世界の北斗」が殺されたことで、「もう一人の北斗」(家で女の子と共に現れた北斗)が由里子と結婚をした、という結末なのでしょう。

 

一方で雄司も由里子への執着を「別の世界」でも感じており、さらに由里子も雄司への執着が残っており、最後のすれ違うシーンに繋がったのだと思います。

 

 

 

 

 

まとめ:映画「火喰い鳥を、喰う」は怖い怪奇現象に震える結末!

 

映画「火喰い鳥を、喰う」は戦地から送られてきた死者の日記をきっかけに怒るミステリーホラーの原作を実写化しており、恐ろしいストーリーとなっています。

 

雄司の妻の由里子を巡る北斗との争いにより、久喜貞市が生きていた世界に2人はたどりつくという結末に震えますが、映画オリジナルのラストシーンにも注目です。

 

①戦時下の日本兵の過酷な現状と生への執着が悲劇を生んだ?

②北斗総一郎を演じる宮館涼太さんの存在感

③執着の生存競争は北斗が雄司に勝った結果なのか

 

 

ぜひ原作も含めてチェックをしてみてください!!

 

 

 

 

★火喰い鳥を、喰うの原作小説と実写映画の違いをまとめた記事はこちら!

 

dramalife-blues.hatenablog.com

 

 

火喰鳥を、喰う (角川ホラー文庫) [ 原 浩 ] posted with カエレバ   楽天市場 Amazon Yahooショッピング  

 

 

 

 

 

 

📎📎📎📎📎📎📎📎📎📎
BOT