クラシックギターの右手の親指(p)の弾き方に関する要素をまとめる。
クラシックギターの右手の親指(p)の弾き方に関する要素をまとめる。 2023 2/01 演奏技術 2020年7月4日 2023年2月1日 PR〈景品表示法に基づく表記〉クラシックギターの演奏において、 私は右手親指(p)の使い方に若干のぎこちなさを感じていました。
そもそも、クラシックギターを弾き始めた頃は、(最近まで) 「クラシックギターならではの良い音を出したい」という気持ちが 先走った演奏でした。 「とにかく良い音を出したい」=「全部強い音で弾く」のように なってしまっていました。
その頃は、音量を出せれば良かったので、 親指の爪が長く、抵抗が大きかったのです。 爪の長さに依存して、引っ掛けて弾いていたので、良く力んでいましたが、 それほど不満を感じていませんでした。
最近、自分の演奏方法を見直すにあたり、弾き方を変えた結果、爪も短くなり、 爪の長さによって隠れていた右手親指(p)の弱点が丸裸になりました。
「誰かに基本から教えてもらわねばいかん」と思っていましたが、 自分で考えた結果、右手親指(p)に関してのコントロールの要素を 概ねリストアップ出来たと思いますので、この記事にまとめます。
自己流ではありますが、右手の親指(p)の弾き方を詳細に言語化している 説明や記事をあまり見たことがありませんので、 参考になるのではないかと思っています。
この記事でわかること右手親指の動き
他の指(ima)に対して、親指(p)だけが違う動きをしていることは 誰でも分かることと思います。
「力を加える方向に対して、弦が動く方向が違うのでは」とも思いましたが、 様々な要素があり、断言することは出来ません。 細かく書こうとして、やめました(笑)
物理現象を明らかにしても、必ずしも上達するわけではないので、 とにかく親指(p)と他の指(ima)の動きが違うことにより 音量や音色をコントロールする要素が違うという点に着目して話を進めます。 (この違いによって、難しさが生じています)
右手親指(p)のコントロールの要素
音量や音色をコントロールする要素において、 「弦を押し込んだ量」「弦に対する指の角度」「肉と爪の配分」は 他の指(ima)と同じと思います。
同じ要素に関しては、同じ運動のイメージでコントロール出来ますので、 今回はこれら以外の要素にフォーカスします。
①弦に対して指をかける深さ音量をコントロールする際の「弦に対して指をかける深さ」の変化量が 他の指(ima)に対して親指(p)が大きいと感じました。
他の指(ima)で弦に対して指を深く入れすぎると、 弦を引っかきあげる動作になってしまうためです。 他の指(ima)は、単純に弦を押し込む量を増やして音量を変化させます。
親指(p)で弱い音を出す際には、タッチが浅くなっても慌てる必要はありません。 逆に、強い音の際は弦を深く捉えるべきです。
私の感覚ですので「強弱問わず同じ深さで捉える」ことが正解かもしれません。
②弦に対する接地面積音量、音色をコントロールする際の「弦に対する接地面積」の変化量も 他の指(ima)に対して親指(p)が大きいと感じました。
「弦を押し込む量」ではなく「弦と指の接地面積」を増やす意識で弾くと あまり力を入れずに音量を増大させることが出来ます。
弦に対して指を当てた瞬間の接地面積と、 弦をリリースする瞬間の接地面積は違いますので、 「指の肉が弦によって潰れて接地面積が増えているだけ」 とも言えますが、感覚としては面白いと思います。 (結果的に力まずにしっかり弦を捉えられます)
③ストローク量誤解を産まないように先に言っておきますが、 クラシックギターの場合、弦を捉える前に指を振る動きは無駄です。 ノイズやエネルギーのロスとなります。
今回着目するのは、弦を弾いた後の指のストロークの動きです。
これも、弦をリリースした時点でどんな音が出るのかは決まるので、 その後の動作は演奏に関係ないのですが、 小さい音を出したい時に親指(p)を深く掛けすぎてしまった場合は、 弾いた後のストロークを短くするイメージで弾くと 結果的に弦を押し込む量を小さくすることが出来ます。
④重心を移動させる親指(p)で弾いていて、⑥弦だけ遠い・弾きにくい と思ったことはないでしょうか。
よく、「スケールを弾く際に弦の位置に合わせて右手を移動させる」と言われます。 これは、親指(p)を弾くときも一緒ではないでしょうか。
私にとってはこれは盲点でしたが、 前回のバスケットボールの記事からヒントを得て思いつきました。
低音と高音、どちらか弾きにくいと感じる方に合わせて手を動かせば良いのです。 (あちらを立てればこちらが立たず、ではあります)
自分に向けて書いていますが、非常に重要なことです。
⑤イメージを使うこれは、物理的な話ではないのですが、 弦を弾く際にイメージを使うことも役に立ちます。
金庸太先生の教えで、 「クラシックギターは高音ではあまり音量の幅がない(限界がある)ため、 低音の音量で音量差をつける」 と聴いたことがあります。
アマチュアプレイヤーを見ていると、自分を含めて低音の音量・音色の幅が 狭い(ずっと音量が大きいor小さい)と感じました。
撫でる、えぐる、削る、つまむ等の弾き方に関するイメージや 丸い、角のある、重たい、暴れた等の音のイメージを豊富に用意しておくと とっさに取り出しやすく、演奏の幅が広がりと思います。
(追記)⑥接する時間接する時間を長くすることで、力に頼らずに弦にエネルギーを伝えることが出来ます。 音楽表現においても、タメが生まれることで音量は実際より大きく感じます。 もちろん、物理的には弦と指がコンタクトする時間と 伝えるエネルギー量は関係ありません。
今回の記事は以上となります。
色々発見したときは感動して記事にしたのですが、 思ったよりパッとしませんでした。 (1つずつ試してみると、面白いとは思うのですが)
また思いついたら、この記事に追記いたします。
最後までご覧いただき、誠に有難うございました。
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