対丈(ついたけ)の着方のコツ! おはしょりなしでも着崩れしない女性着物の着付けかた
- 「身丈が短い着物がある」
- 「身長が高いから、仕立て上がりの着物は丈が短くて着られない」
- 「おはしょりが苦手」
そんな方に声を高らかにして伝えたい・・・
すなお
対丈がオススメです! 「対丈(ついたけ)って何?」という方へ始めに👉「対丈(ついたけ)とは」をご覧ください。
すごく共感します! (私は身長169cmです)
方法は ①腰紐の位置を下げておはしょりを出す ②対丈(おはしょり無し)で着る#peing #質問箱 https://t.co/aTNu92EnUh
— すなお👘@育児しながら着付け教室 (@kimonosunao) 2018年12月17日
着物が短いなら無理におはしょり作る必要ないと思う。帯の中にしまえばokおはしょり出す利点ってお腹カバーだけやし家でお引きずりしてて外出時たくし上げてたのが由来やし今の時代にその着方を守り続けるのはナンセンス pic.twitter.com/Rnt2N46sWh
— すなお👘@育児しながら着付け教室 (@kimonosunao) 2018年8月26日
対丈で着物を着ると、おはしょりの美しさを気にしなくていいからすごく楽(笑)そしてなんといっても、身丈が短くても着付けできるので、着られる着物の幅がぐんと広がるんです!
ただ・・・対丈でバランスをとるのってなかなか難しいんですよね・・・。
着付け教室やSNSでも対丈の着方のコツについてよくご相談いただきます。
ということで、この記事では写真をたくさん使って、着崩れしない対丈の着方についてわかりやすく解説したいと思います。
この記事を読むべき人- 身丈が短い着物を着たい人
- スッキリ、スマートなシルエットになりたい人
- おはしょりが苦手な人
- アンティーク着物が好きな人
- レトロな雰囲気が好きな人
- おはしょりなしで気軽に着物を着たい人
- 着物で家事・育児をしたい人
もくじ
- 対丈で着られる身丈の目安
- 身丈の目安まとめ
- 腰紐は高い位置で結ぶ
- ①着物を羽織って衿止めをつける
- ②裾を合わせて右の腰骨より上を押さえる
- ③左手で紐の真ん中を取る
- ④腰紐の真ん中をおなかに当てる
- ⑤両手同時に後ろへ回す
- ⑥後ろで交差させて引き締める
- ⑦前でちょうちょ結び
- 下前を引っぱって裾すぼまりを強調する!
- コーリンベルトは使わずに衿元を整える!
- 背中のシワを取る
- 裾の角度を直す
- 下の紐の上で伊達締めを固定する
- できあがり
- まとめ
対丈で着られる身丈の目安
一般的に、女性着物の身丈は、身長±5㎝がベストと言われています。
でも経験上、身長-10㎝以上の身丈があれば、おはしょりは出せるんです!
大体どのくらいかというと、羽織ったときに床に7cm程度擦れるくらい。
短い身丈の着物でおはしょりを綺麗に出す方法は👉『浴衣や着物が短い! 足りない”おはしょり”を綺麗に出す着付けのコツ』にて解説しています。
一方、対丈で着る場合、必要な身丈は・・・
身長-20㎝!
羽織ってみるとこんな感じ。
羽織ったとき裾先が床に触れれば、対丈で着られます!
身丈の目安まとめおはしょりを出す場合 身長−10cmまで(例/身長160㎝の人の場合、身丈が150㎝以上あればおはしょりはキレイに出る)
対丈で着る場合
身長−20㎝まで(身長160㎝の人の場合、身丈が140㎝以上あれば対丈で着られる)
ちなみに、身丈が長い分には問題ありません。おはしょりを調整すれば、キレイに着付けできますよ!
👉長すぎるおはしょりをバランスよく! 身丈が長い着物や浴衣でも上手着付けするコツにて詳しく解説しています。
腰紐は高い位置で結ぶ
腰紐を結ぶまでの手順を詳しくご説明しますね。
①着物を羽織って衿止めをつけるまずはいつも通りに、着物を羽織ってください。
裾の先が床につく長さがあればok。
これがギリギリ対丈で着られる長さです!
②裾を合わせて右の腰骨より上を押さえる
上前(左の裾)を押さえましょう。
押さえる位置は、腰骨より上です!
③左手で紐の真ん中を取る
右手は腰骨の上を押さえたまま、左手で紐の真ん中を取るとスムーズ。
④腰紐の真ん中をおなかに当てるここがポイント!おへそよりも高い位置に当てましょう。
⑤両手同時に後ろへ回す紐を持つが体から離れないように気を付けて、両手同時に後ろに回していきます。
⑥後ろで交差させて引き締める注意点は、キツく締めすぎないこと!
指の先が入る程度の余裕をもって引き締めることが大事です。
注意おへそよりも上で結ぶと、紐がずれにくいので着崩れが防止できる一方、締め加減を間違えると気分がわるくなってしまう可能性があります。⑦前でちょうちょ結び体の前で紐をちょうちょ結びにしたら、下の写真のように、余った輪を引っ掛けておきましょう。
下前を引っぱって裾すぼまりを強調する!
写真のように、右手は上前が動かないように持ち、左手で下前を後ろ側に引っぱります。
後ろからみたときに、写真のように、下に行くにつれてすぼまっていくのが理想です。
裾すぼまりにする着付け方法は👉『裾すぼまりにする着付け! 着物の裾の広がりを抑えるコツ』にて詳しく解説しています。
コーリンベルトは使わずに衿元を整える!
対丈の場合、コーリンベルトは使わない方が上手に仕上がります。
すなお
対丈で着るときは、紐だけで固定する方が衿元が崩れにくく、着付けしやすいんです。両方の衿をつかんで、白衿を出す分量を決めます。
紐で固定する位置は、なるべく上!
すなお
目安はみぞおちの高さです!広衿(自分で折って着付けする場合)の衿合わせのやりかたは👉「広衿の着物をキレイに着付けする手順にて詳しく解説しています。
背中のシワを取る
みぞおちで結んだ紐のすぐ下で、背中のシワを取っていきます。
シワは脇に集めて、脇の縫い目でタックを取るとスッキリします。
詳しい手順は👉着物・浴衣の背中のシワが一瞬でキレイになる着付けのコツで解説しています
裾の角度を直す
身丈が短ければ短いほど、裾が斜めになってしまいます。
どうしてもこうなる。
そこで、裾の角度を微調整しておきましょう。
すなお
紐と紐の間に、少しだけ余る部分ができます。
体の左側のダブつきを引き上げます。
写真のように、左の腰紐の上を引き上げましょう。
この一手間で、裾がまっすぐになります。
下の紐の上で伊達締めを固定する
このように左側のダブつきを上げたら
伊達締めで固定します。
最初に結んだ腰紐が、伊達締めでギリギリ隠れるぐらいの高さがベスト。
後ろも余った部分は上げて伊達締めをすれば、裾が長くなったり着崩れたりする心配がありません。
できあがり
まとめ
おはしょりなしの着方が、もっとメジャーになってほしい!
対丈はスッキリ見えるし、コツさえ掴めば着崩れしらず。
このテクニックを身につけると…- 身丈が短い着物が着られる
- 動きやすい
- 華奢なシルエットで細く見える
- おはしょりを気にしなくていい
- 補正をしなくていい
すなお