「Toyota」って「Toyoda」に聞こえる? [t] の発音が [d] 寄りになる:フラッピング
「Toyota」が「Toyoda」がに聞こえたけど、どうして?
こちらの記事では、どうして「Toyota」が「Toyoda」に聞こえるのか、英語で [t] の発音が [d] 寄りになる条件について解説します。
スポンサーリンク 目次
- [t] が [d] 寄りの音になる?
- 英語で [t] の発音が [d] 寄りになるとき
- 単語の例
- では、「TOYOTA」は?
- まとめ 💬
[t] が [d] 寄りの音になる?
英語で [t] の発音が [d] 寄りになるとき
アメリカ英語では、ある条件がそろったときに、[t] の音が [d] 寄り発音されることがあります。
その条件は、「t」の前後が母音で、かつ「t」の後の母音にアクセントが置かれないときです。
「t」の前後が母音で、かつ「t」の後の母音にアクセントが置かれないとき、その「t」の音は「d」寄りの更に力が抜けたような音になります(フラッピングといいます)。ここでいう母音は、単語のスペルではなく、単語の音です。
単語の例
それでは、具体的に単語をみてみます。こちらの単語の [t] は全て、母音に挟まれていて、かつ、二つ目の母音にアクセントが置かれないので、[d] 寄りの音になります。
item → idem writer → wrider computer → compuder better → bedder exciting → exciding later → lader nationality → nationalidy city → cidy little → liddle
文章においても同じ現象が見られます。
What else At eleven What are you doing? Get out Get in It is
さらに言うと、「t」だけでなく、「d」も条件がそろえば、フラッピングが起こります。つまり、「d」の前後が母音で、かつ「d」の後の母音にアクセントが置かれないとき、その「d」の音は、更に力が抜けたような音になります。
header ladder rider
では、「TOYOTA」は?
はじめに戻ります。[t] の音が [d] 寄りになる条件(“t” の前後が母音で、かつ “t” の後の母音にアクセントが置かれない)を「Toyota」に当てはめてみます。
すると、「ダ」に聞こえる [t] は母音に挟まれていて、かつ [t] の後の母音にはアクセントが置かれていません。よって、「Toyota」は「Toyoda」に聞こえることがあります。
▶「Santa Claus」サナ・クローズ? [nt] の [t] の音が消える条件
まとめ 💬
「t」が「d」寄りの音になる基本的な条件:「t」の前後が母音で、かつ「t」の後の母音にアクセントが置かれないこと
◼ 参考文献:Mehmet Yavas (2006). Applied English Phonology (English Edition). Blackwell Publishing Ltd.