一音九九楽
- CM冒頭の英語の「サウンドロゴ」
- 正解は、Tokio Marine
- なぜ「Tokyo」ではなく「Tokio」?
- 「沢田研二」の「Tokio」も「世界」を意識した?
- マリーンと言えば海兵隊
- 今回のお話
CM冒頭の英語の「サウンドロゴ」
東京海上日動(とうきょうかいじょうにちどう)のCMの冒頭にいきなり聞こえる、女声による田中みな実さんの「SUNTORY」ふうの発音の「サウンドロゴ」が、何と言っているのか聞き取れない、という声が多いようですね。
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私も、何と言っているのか、聞き取れませんでした。
「サウンドロゴ」とは、広告主の名前や商品名などの言葉に短いメロディをつけて、トレードマークのように色々なところで流して、聞く人に「ああ、あの会社ね」とか「ああ、あの商品ね」とすぐ分かるように印象づけるためのCM手法です。
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さて、このCMの冒頭の女声の「サウンドロゴ」は、「はて?」と正確に聞き取れなかったみなさんには、こんなふうに聞こえているようです。
「トキョリリーン」
「東京リーン」
「トキワリン」
「トウキョウゴリン(東京五輪?)」
「トウキョウロリーン」
「トキョメリン」
「トキオリン」
なるほど、そう思って聞くと、どれもそう聞こえて来ますね。
この「サウンドロゴ」、本当は何と言っているか分からないと、何だかモヤモヤしてスッキリしないので、調べてみました。
正解は、Tokio Marine正解は、「Tokio Marine」です。
カタカナで書くと(トーキョー・マリーン)という事になるでしょうか。
「Tokyo」ではなく、「Tokio」なので、(トキオ・マリーン)と言った方が正確かも知れませんが。
会社の正式名称は、
「東京海上日動火災保険株式会社」。
正式な英語名は、
「Tokio Marine & Nichido Fire Insurance Co., Ltd.」。
このうちの前半部分「Tokio Marine」(東京海上)だけが「サウンドロゴ」になっているんですね。
と言うのも、この会社、両方とも「三菱グループ」である二つの保険会社「東京海上火災保険」と「日動火災海上保険」が合併して1つの会社として発足した新会社なのですが、「東京海上火災保険」の方が存続会社なのです。
なので、そちらを優先して「Tokio Marine」なのですね。両社の立場の違いが丸わかりなのでシビアです。
なお、旧両社名ともに「海上」の文字が入っていて、船舶関係の保険が主みたいに見えますが、実際には「海上」の売り上げは、例えば2020年度には2.7%しかなくて、自動車関係が44.6%で圧倒的な割合を占めています。
なぜ「Tokyo」ではなく「Tokio」?現在では「海上」関係の取り扱いは微々たるものですが、社名の通り、明治時代の1879年、創業当時は海外進出真っ盛りで、「海運・貿易」関係の保険がメインだったのです。
なので、海外の取引先の人たちが読みやすいように、あるいは取引先が使っていた「Tokio」表記を採用した、というわけです。
現在でも、ドイツ語、スペイン語、フィンランド語など、非英語圏の言語では、「東京」は「Tokio」表記です。
「沢田研二」の「Tokio」も「世界」を意識した?「Tokio」と言うと、連想されるのは、沢田研二さんのヒット曲「TOKIO」ですね。
日本だけにとどまらず、世界に羽ばたく国際都市「東京」、という意味合いが込めれられているのかも知れません。
沢田研二 TOKIO
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マリーンと言えば海兵隊ついでの豆知識ですが、「Marine」の前や後ろに「トーキョー (東京海上)」とか 「デー(海の日)」とかの言葉が付かずに単に「マリーン」と言うと、英語では特にアメリカ海兵隊のことを指します。
陸海空軍の全機能を持っていて、敵陣に真っ先に攻め込むという、軍隊の名前です。
普通の「海軍」は「NAVY(ネイヴィー)」と言います。
その昔、1964年にアメリカ、「ダイアン・リネイ」の、恋人が海軍の乗組員でなかなか会えなくて気分はブルー、という「ネイビー・ブルー」という歌がヒットしたり、1978年にはやはりアメリカの「ヴィレッジ・ピープル」によって、さあ、そこの君!海軍に入りたまえ、という「イン・ザ・ネイビー」という曲がヒットしたりしていました。
今回のお話今回は、「東京海上日動」のCMの冒頭の「サウンドロゴ」が何と言っているのか調べてみたら、「Tokio Marine」(トーキョー・マリーン)と言っていることが分かった、というお話でした。
まだまだ「英語耳」になれない私でした。