ものづくりが盛んな「播磨」でさまざまな困難を乗り越え誕生したワイン&日本酒
ものづくりが盛んな「播磨」でさまざまな困難を乗り越え誕生したワイン&日本酒

ものづくりが盛んな「播磨」でさまざまな困難を乗り越え誕生したワイン&日本酒

2024.05.03受け継がれるものづくり 前編ものづくりが盛んな「播磨」でさまざまな困難を乗り越え誕生したワイン&日本酒
  • FRaU編集部

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「播く」という字にあるように、多様な農作物が実り古くからものづくりのさかんな播磨。しかしそれは、ただ伝統を受け継ぐだけではありません。つくり手たちは播州の気候風土に寄り添いながら、ずっと先を見据えていました。

米農家が描き出す新しいものづくりのかたち

自らを「農家林家」と呼ぶ名古屋さん。地域と里山の媒介者でもある。

山田錦の産地・加西の酒米農家に生まれた名古屋敦さんは、2016年に実家の田を継ぐと決めた。ただし、これまでの農家のあり方とは一線を画す。

-AD- 茨城や兵庫の酒蔵と協働して醸す日本酒「SEN」。精米歩合を通常の山田錦より低くしたり熟成させたり、蔵元とともに毎年新たな挑戦をつづけている。年によって異なる味を楽しめるのも魅力のひとつ。

訪ねたのは農機具の倉庫を改装した店舗。そこに並ぶのは〈ten〉の屋号で活動する名古屋さんが育てた山田錦をつかい、縁のあった酒蔵とともに開発したオリジナルの日本酒「SEN」。酒米を育てる自分たちが出発点となり、飲み手までつなぐという想いを込めた。

「酒米の王様」山田錦の里の風景を切り取ったtenからの眺め。手前の溜め池にはコウノトリが飛来することもあるという。/ten 加西市山下町2349-29 Instagram:@sen_nihonshu

通常、酒米として収穫された山田錦は農協へと出荷され、各酒蔵へ届けられる。それがどこの酒蔵のもとへ届き、どんな酒になるのかまでは米農家にはわからない。しかし、名古屋さんは知りたいと思った。だから、自分たちのつくった米を自分たちで酒蔵へと手わたし、自らも現場に携わる「一圃一酒」の酒づくりを実践している。

すると蔵元からその年の米についてさまざまな反応が返ってくる。ときには与えられた課題を解決するために、研究機関やほかの農家のもとへも足を運び、それを来年の米づくりに活かす。この輪がよりよい産地を育む原動力になると信じている。

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