「お風呂が沸きました」ノーリツの給湯器のメロディー、作曲者は誰?
「お風呂が沸きました」ノーリツの給湯器のメロディー、作曲者は誰?

「お風呂が沸きました」ノーリツの給湯器のメロディー、作曲者は誰?

写真はイメージです Photo:PIXTA

みなさんは「クラシック音楽」という言葉から、何を連想するだろうか。学生時代に音楽室に飾られたバッハやベートーヴェンなどの肖像画を思い浮かべたり、場合によっては高尚で縁遠いイメージを抱いたりする人が多いかもしれない。その一方で、家庭の電子機器やCMなどから流れてくるメロディにもクラシック音楽が使われており、実はとても身近な存在だ。私たちの生活に溶け込むクラシック音楽を紹介する。※本稿は渋谷ゆう子著『生活はクラシック音楽でできている』(笠間書院)の一部を抜粋・編集したものです。

夜のリラックスタイムのスタートを 告げるあのメロディ

 お風呂のお湯張り完了をお知らせしてくれるあのメロディ。ノーリツ製の給湯器から奏でられるセオドア・オースティン(エステン)(1813~70)作曲「人形の夢と目覚め」の一節に続く「お風呂が沸きました」という声を聞いたことのある方は多いでしょう。

 セリフもセットにしたこの楽曲の一連の流れは、今や日本の夜のリラックススタートミュージックとして定着しているといってもいいほどです。楽曲のタイトルは聞いたことがなくても、音楽を再生すれば必ず聴き覚えがあることに気づくことでしょう。

 作曲家オースティンは、これまでご紹介したようなベートーヴェンなどに比べたらそれほど知名度の高い作曲家ではありません。交響曲などの大きなオーケストラ編成楽曲を作ったわけでもありません。

 ただ、歌曲やピアノの小品(小さな楽曲)で優れた作品を残しました。

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