森田望智×上坂樹里が感じた“青春の共鳴” 2人の“ひかり”が語る『いつか、無重力の宙で』
月曜から木曜日まで放送中のNHK夜ドラ『いつか、無重力の宙で』より、森田望智と上坂樹里のコメントが公開された。
本作は、NHKの特集ドラマ『高速を降りたら』にてデビューを果たし、『クラスメイトの女子、全員好きでした』(読売テレビ・日本テレビ系)などの武田雄樹が脚本を務める“2度目”の青春ドラマ。ごくごく普通の30代女性たちが、いつの間にかそっと手放した“夢”を、仲間と共に拾い直す模様を描く。
日比野ひかりを演じる森田と、その高校時代を演じる上坂。初めて高校時代のシーンを見た森田は、上坂の演技に驚かされたという。
「(上坂)樹里ちゃんを見て『私が演じるひかりと同じだ!』と思いました。ひかりはみんなにとって“光”というイメージ。樹里ちゃんは根っこの部分にそういうものを持っているので、そっちに合わせたほうがいいのかなと思いました」
一方の上坂も、「同じ人物を2人で演じることに難しさを感じていましたが、本読みのときに森田さんが『樹里ちゃんが作るひかりに似せてやってみる』と言ってくださって。その後、森田さんの本読みを拝見したら、私も『私が演じたひかりすぎる!』と思いました」と振り返る。
森田はまた、「私自身、“太陽のオーラ”“オレンジ”というイメージをひかりに対して持っていた」と語り、現場でも監督やスタッフと共有しながら役づくりを進めたという。
高校時代に病気で仲間の前から姿を消したひかり。13年ぶりにかつての友・飛鳥(木竜麻生)の前に現れた彼女が再び夢と向き合う姿を描く本作。森田は、天文部の絆についてこう語る。
「ひかりはいつでも天文部の3人に笑っていてほしいと願っています。みんなを笑顔にしたいし、誰にも傷ついてほしくない。だから高校生のときにがんを告知されて、みんなの前から姿を消しました。でもそのことで、もっと3人を傷つけてしまったと知り、今度は覚悟を持って自分の言葉で二次がんになったことを打ち明けます」
上坂も「ひかりは3人のことが本当に大好きで、天文部のシーンではそんなひかりの思いが顔に出ていたらいいなと思って演じていました」とコメント。「天文部は“4人でひとつ”だったんだなと、現場でその空気を感じていました」と語った。
森田はさらに「高校生キャストの4人が本当にかわいくてキラキラしていて。大人キャストの私たちはその姿にパワーをもらいながら撮影していました」と、世代を超えた“青春の共鳴”を実感したという。
上坂は、ひかりのように“みんなの太陽”でいることに苦戦していたと明かす。
「私は宇宙のことに関して知識が深くなくて、『どうやったらひかりのキラキラした感情を出せるのか』と悩んでいたんです。そんなときに森田さんから『樹里ちゃんの好きなものは何?』と聞かれて、『本が好きです』と答えたら、『宇宙と本を置き換えてやってみるといいよ』とアドバイスをいただきました」
森田は「自分とまったく違うタイプの人物を演じるときは苦戦するので、自分の経験をお話しました」と語り、後輩へのまなざしに“ひかり”そのものの優しさがにじんだ。
本作は、「夢をあきらめた」大人たちが、再び夢と向き合う群像劇。森田は「台本を読んで細かく考えすぎず、撮影現場で感じたことを大切にしました。4人でお芝居を合わせたとき、自分では想像もしない着地点にいくことが多くて、それがすごく楽しかった」と語る。
上坂は「高校生のシーンではとにかく“夢に向かって突き進むキラキラ感”を大事にしました。大人になった4人が現実と向き合いながら、昔の夢を再燃させる物語なので、視聴者の皆さんにも“原点”を思い出してもらえるように演じました」と作品への思いを述べた。
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