【オートレース】優出した小椋華恋を支えるノアとレイ…G1優勝へ「チャンスありますよ!」~川口G1グランプリレース
【オートレース】優出した小椋華恋を支えるノアとレイ…G1優勝へ「チャンスありますよ!」~川口G1グランプリレース 2026年3月7日 17時40分スポーツ報知◆開設74周年記念グランプリレース(G1、4日目・7日、川口オートレース場)
彼女は、ひとりじゃない。準決勝戦9Rを逃げ切って、自身初となるG1優出を果たした快速ガールには超強力な頼れるサポーターがついている。
ノアとレイ。愛車と同期のバックアップを浴して、小椋華恋のスピードが大さく裂した。それはまさに『チームカレン』の勝利だった。
後続7人を引き連れて、6周回をしのぎ切った小椋はひたすら取り囲む環境に感謝し尽くしていた。
「勝つことができたのは、愛車ノアちゃんのお陰です! このエンジンなら誰でも勝てるんじゃないかって思うぐらいにいい状態なんです。ノアちゃんに人間の私の方が追いつけていけていない感じですね(苦笑)」
小椋が「とにかくポテンシャルがすごすぎる!」と大絶賛を惜しまないパートナーの性能を最大限に引き出してくれたのが、同じ35期生の佐藤励だったという。
「今回はノアをレイに見てもらっていましたが、やっぱり彼は天才ですね! ここまで動けるなんて、本当にレイのお陰です…」
小椋と佐藤の結束はあまりに強い。同じ期、同じ場に配されて、養成所当時から技量を高め合ってきた。苦楽を共にし続けるから、自然と絆も信頼も強く固まり、高まっていった。
「聞いてくださいよ~。レース前にレイが『久しぶりに優勝戦で会おうぜ!』なんて言ってきたのに、レイ(準決勝戦10R4着)が乗れないなんて~。あれだけ上から言ってきたのに(苦笑)」
惜しくもV戦進出を逃した佐藤は、ガックリと肩を落としまくりながら、小椋のロッカーを訪れた。
「カレン、すげえ! おめでとう! あ~っ、マジで一緒に優勝戦に乗りたかったけれどなあ。悔しい~。な~にをやっているんだあ~」
無念さをにじませながら、盟友の大仕事を祝福していたが、この時に見せた佐藤の表情が実は印象的だった。
極度の負けず嫌いメンタリティーを備える佐藤は、レースに敗戦すると、猛烈に険しい表情をこぼしまくるのが常だが、心許す小椋の前ではそれが違った。
言葉では「悔しい、悔しい」と連発したが、その面持ちはどこか柔和な雰囲気がブレンドされていた。どこか甘えているというか、普段の負けた直後とはまるで様子が異なった。
佐藤は言う。「だって、自分たちは何でも言い合える関係ですからね。自分にとってカレンは時に姉であり、妹であり、お母さんみたいに叱ってくれることもあります。普段から自分の仕事をメッチャ手伝ってくれますし、僕も彼女のためなら喜んで助けます」
さあ、ノア&レイのフルアシストをもう一度賜って、初のG1タイトル制覇へ。チャンスはある。十分ある。
「エンジンは最高なんであとはタイヤなんですよね。いい物を探したいです(その横で佐藤がタイヤストックを物色中)。準決勝も8着で当然だと思っていたので、全然落ち着いて走ることができました。優勝戦も全力で走って、当たって砕けろ! です」
最後は佐藤が心からエールを送った。
「絶対にチャンスはありますよ! そして、勝ったらおごってもらいま~す。初めてカレンに『ごちそうさま~』って言いたいです(笑)。僕は優勝戦の前の特別選抜戦(11R)に出走するので、前座として頑張りますよ!」
チームカレン、最高のユニットです。
(淡路 哲雄)
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