ズッキーニの育て方を徹底解説!
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見た目はキュウリ、果肉はナスに似たズッキーニは、ペポカボチャの仲間です。

完熟してから食べるカボチャに対し、ズッキーニは開花後4~5日、15~20cmの未熟な実を若採りして利用します。

原産地はアメリカやメキシコですが、16世紀ごろにヨーロッパに渡り、19世紀後半にイタリアで現在のような細長い形に改良されました。

ズッキーニと名付けたのはカボチャを好むイタリア人といわれており、イタリア料理やフランス料理によく使われる野菜です。

日本で栽培されるようになったのは1980年代からと比較的新しい野菜ですが、年々人気が高まり、最近ではスーパーに並ぶ一般的な野菜となりました。

油との相性がよく、油炒め、天ぷらなど、加熱すると甘みとうまみがアップします。

キュウリのような形が一般的ですが、丸型やUFO型もあり、色も一般的な緑色から薄緑色、黄色などさまざまな品種があります。

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目次

  • 1 ズッキーニの仲間
  • 2 ズッキーニの花も食べられる
  • 3 ズッキーニの育て方
    • 3.1 概要
    • 3.2 ポイント
    • 3.3 時期
    • 3.4 育てやすい品種
    • 3.5 苗を作る
    • 3.6 畑の準備
    • 3.7 苗を植える
    • 3.8 害虫対策
    • 3.9 人工授粉
    • 3.10 追肥
    • 3.11 葉かき
    • 3.12 誘引
    • 3.13 収穫
    • 3.14 病害虫
    • 3.15 直まきするには
    • 3.16 葉の白いのはうどんこ病?
    • 3.17 なり損ないの実は早めにとり除こう
    • 3.18 茎が腐ってしまった

ズッキーニの仲間

イエローズッキーニ、マーシュエットキング、花ズッキーニなど。

ほかに丸型やUFO型、薄黄緑色など、品種が豊富です。

[イエローズッキーニ] 黄皮ズッキーニともいわれ、皮も果肉も黄色いズッキーニです。

[マーシュエットキング] ズッキーニよりも一回り大きく、味も甘みも強いのが特徴です。

[花ズッキーニ] 開花直前の花つきのズッキーニです。 花の中にチーズや肉などの詰め物をして、蒸したり揚げたりして食べます。

ズッキーニの花も食べられる

イタリア料理では、ズッキーニの花の中にチーズや肉を詰め、揚げたり蒸したりして食べます。

ズッキーニの育て方

ズッキーニはウリ科のペポカボチャの仲間で、ツルが伸びないカボチャの一種です。

ウリ科でも蔓が伸びないので、狭いスペースの家庭菜園でも作ることができます。

整枝の必要はありませんが、折れやすいので支柱を立てて固定します。

病気にかかった葉や古い葉はつけ根から切り取り、風通しや日当たりをよくします。

花が次々と咲き、たくさんの実が採れるので、肥料を切らさないようにこまめに追肥を行います。

スーパーに並ぶズッキーニは20cmぐらいの若どりした実ですが、大きくなって皮が少しかたくなった実も加熱すればおいしく食べられます。

概要 生育温度 10~23℃。 土壌酸度 6.0~6.5。 連作障害 あまりない。できれば1年以上あける。 育てやすい品種 ブラックトスカ、ダイナー、オーラム(黄色)など。 元肥 苦土石灰と元肥を入れる。 種まき時期(苗作り) 4月中旬~5月下旬。 苗の植えつけ 5月上旬~6月中旬。 畝幅:90cm。 黒マルチ:あり(なくても良い)。 株間:1列、60cm。 栽培中の管理 害虫対策:防虫ネットでトンネルした方が安心。 追肥1回目:一番果が太り始めたら。 以降の追肥:2週間に1回。 葉かき:うどん粉病が発生した葉や古くなった葉を切り取る。 収穫 長さが15~20cmになったら。 病害虫 主な病気:疫病、モザイク病、うどんこ病など。 主な害虫:アブラムシ、ウリハムシなど。 ポイント
  • 大きく育つので、株間をしっかりとって植える。
  • ウリハムシがつきやすいので、防虫ネットでトンネルして育てると安心。
  • 乾燥するときは水やりを行う。
  • 収穫は早めに行う。
時期

※品種や地域によって栽培時期は異なりますので、事前に確認してください。

育てやすい品種

ブラックトスカ、ダイナー、オーラム(黄色)など。

[ブラックトスカ] 黒緑色のズッキーニです。 雌花が次々と咲き、開花後4日で収穫できます。

[ダイナー] 濃緑色に霜降り斑が入るズッキーニです。 家庭菜園でも作りやすくて人気です。

[オーラム] 黄色いズッキーニです。 濃い黄色の果皮で、若い実を収穫します。

苗を作る

暖かくなった4中旬~5月下旬に種をまいて育苗します。

ポットに培養土を入れ、指先で3か所ずつ浅い窪みをつけ、窪みに1粒ずつ種をまきます。

周囲の土を寄せて種を土で覆い、軽く押さえます。

種まき後、土と種を密着させるためにたっぷりと水をやります。

本葉が1~2枚開いたら元気のよい株を残して1ポット1~2株に間引きます。

本葉が5~6枚になるまで育てます。

畑の準備

ズッキーニはウリ科ではめずらしく連作障害のでにくい野菜ですが、できれば1年以上栽培していない場所を選びます。

また、酸性の土壌を嫌うので、酸性に傾いた土壌ではかならず石灰を施し、土壌酸度を調整します。

苗を植える2週間前までに、苦土石灰をまいてよく耕し、1週間前になったら、堆肥と化成肥料を施して耕し、畝を立てて黒マルチを張ります。

黒マルチは、雑草の抑制や、保湿や地温を上げる効果に期待できます。

苗を植える

苗の本葉が5~6枚になったころ、畝に1列とし、60cm間隔で植えます。

畝に根鉢と同じ大きさの植え穴を掘り、植え穴に水をたっぷりやり、水が引いてから根鉢を崩さないようにポットから苗を取り出し、植えます。

苗を植えつけたら、まわりの土を株元に寄せて押さえ、たっぷりと水をやります。

  1. 根鉢と同じ大きさの植え穴を掘る。
  2. 植え穴に水をたっぷりやる。
  3. 水が引くのを待つ。
  4. ポットから苗を取り出して植える。
  5. 苗のまわりの土を株元に寄せて押さえる。
  6. 水やりをする。

害虫対策

ズッキーニは害虫は少ないですが、ウリハムシがつきやすく、生育初期に食害されると著しく生育が悪くなるので、防虫ネットでトンネルすると安心です。

ズッキーニは株が大きくなるので、トンネルをめいっぱい大きく作っておくのがポイントです。

また、ハチなどの昆虫によって受粉されるため、ネットの裾を少しあけておきます。

人工授粉

昆虫によって受粉されますが、梅雨などで雨が多いときは昆虫の活動が不活発で受粉できないことがあるので、人工授粉をしてやると、確実に受粉し、大きさの整ったものが収穫できます。

開花したばかりの花のつけ根がふくらんでいない雄花を摘みとって花びらをとり、花のつけ根がふくらんでいる雌花に花粉をたっぷりつけて受粉させます。

花は短命で、午前中にはしぼんでしまうので、人工授粉は午前9時ころまでに行いましょう。

追肥

一番果が太り始めたら追肥をします。

以降は、2週間に1回を目安に追肥します。

追肥1回目:一番果が太り始めたら。 以降の追肥:2週間に1回。

葉かき

うどん粉病が発生した葉や、古くなった葉はつけ根から切り取り、風通しや日当たりをよくして害虫や病気の発生を予防します。

誘引

整枝の必要はありませんが、強風でツルが折れてしまうことがあるので、支柱を立てて固定します。

ツルが伸びてきたら、随時支柱に誘引します。

ツルを折らないようにそっと持ち上げ、支柱にゆったりと縛ります。

収穫

開花後4~5日ほどで長さ15~20cmの若い実を収穫します。

花ズッキーニで利用する場合は、開花後2日ほどで長さ10cmのものを収穫します。

株元についたへたの部分をハサミで切って収穫します。

開花後は生育が早く、大きくなると味が落ちるので、早めに収穫していくのがポイントです。

また、収穫が遅れると、次の開花が遅れてしまいます。

病害虫

ズッキーニは比較的病害虫が少ないですが、アブラムシやウリハムシがついたり、モザイク病やうどんこ病が発生することがあります。

ウリ科ではめずらしく連作障害のでにくい野菜ですが、連作を避け、よく日のあたる場所で育てます。

苗の植えつけ後は地温の確保が必要なので、苗にホットキャップをかぶせて地温を確保し、除去後はウリハムシ対策に防虫ネットでトンネルしましょう。

直まきするには

畑に直まきして育てるには、4中旬~5月下旬に、1か所4粒ずつ種をまき、ホットキャップをかけて保温します。

本葉が3枚になるころまでに1か所1本に間引いてホットキャップをはずします。

葉の白いのはうどんこ病?

ズッキーニの葉には、ところどころ白くなっている部分があります。

これはズッキーニの葉に現れる特徴で、病気ではありません。

指でさわってみて粉っぽくなければ模様です。

うどんこ病にかかると、同じように白くなり、粉をふいたようになります。

うどん粉病を防ぐには、風通しをよくし、土壌の窒素成分が多いと発生を助長するので、肥料のやりすぎに注意しましょう。

なり損ないの実は早めにとり除こう

うまく受粉できなかった実は、奇形化になったり、大きくならなかったりで、満足な収穫は望めません。

残しておくと腐ってしまい、不衛生で病気が発生する原因にもなり、株に負担もかけるので、見つけしだいハサミなどで切り取って処分しましょう。

茎が腐ってしまった

茎が腐ってしまうのは、疫病の感染が疑われます。

疫病にかかると、葉のつけ根部分から腐り始め、ひどくなると茎が折れてしまいます。

土中の病原菌から感染するので、マルチをして泥はねを防ぎ、畝を高めに立てて水はけをよくしましょう。

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