アオスジアゲハ
アオスジアゲハ

アオスジアゲハ

日本語名

アオスジアゲハ(青条揚羽)

学名

Graphium sarpedon

大きさ(mm)

(前翅長)32~45mm

時期

5~9月

生息地

本州、四国、九州、沖縄

成虫の食べ物

花のミツ

幼虫の食べ物

クスノキ、タブノキ、ヤブニッケイなど(クスノキ科)

写真ギャラリー

アオスジアゲハの飛翔(大坂)

地面から吸水している(大坂)

アオスジアゲハの飛翔(大坂)

花のミツを吸っている(大坂)

孵化(ふか)

1齢幼虫

少し大きくなった幼虫

蛹(サナギ)

羽化の直前

羽化が始まった

羽化したアオスジアゲハは羽がくしゃくしゃ

ヒメジョオンでミツを吸うアオスジアゲハ

アオスジアゲハはどんな蝶?特徴は?

青白い筋の美しいチョウチョ

黒い羽にに爽やかなブルーの模様が入っている美しいチョウです。

ヒメジョオンでミツを吸うアオスジアゲハ 素早さのパラメーターが高い

飛翔力は高く、とても速いスピードで、高いところや花の周りを目まぐるしく飛び回っています。吸蜜や給水もせわしない感じで、ちょっと吸ったらすぐ次に移動します。子供の頃は捕まえることができずに苦労した思い出があります。

都会にもいる

街路樹にも利用されるクスノキなどを食べるので、都会の中でも見られるチョウです。

アオスジアゲハの成長の様子

スライドショーの動画で紹介!

約2分の動画にまとめています。もっと詳しく知りたい場合は、以下で文章と共にお楽しみ下さい。

卵(たまご)

食草であるクスノキなどに一個ずつ産みつけます。

産卵後すぐの卵はほんのり黄色みのある卵ですが、時間が経って孵化(ふか)が近づいてくると中の幼虫の姿が透けて見えてきます。

孵化(ふか)の様子

卵の中で幼虫が形作られ、孵化が近づいてくると中に幼虫の姿が見えてきます。卵から出てきた幼虫は最初に卵の殻を食べます。

卵の殻を内側からちょっとずつかじって出てきた幼虫は、最初に自分が入っていた卵の殻を食べます。生まれたばかりの幼虫のことを初令幼虫(1齢幼虫)と呼びます。

幼虫(ようちゅう)1齢~5齢

生まれたばかりの幼虫は「1齢幼虫(いちれいようちゅう)」と呼ばます。アオスジアゲハの生まれたての幼虫は黒くて毛虫のようです。脱皮をして「2齢幼虫」「3齢幼虫」「4齢幼虫」と大きくなっていき、色も緑色になります。さらに脱皮をすると「5齢幼虫(終齢幼虫)」になります。3齢くらいで緑色が強くなり、4齢になると黄色い帯が目立ってきます。5齢幼虫(終齢幼虫)になると眼状紋が入ります。他のアゲハイモムシと比べると小さな眼状紋です。※終齢幼虫とはサナギになる前段階の幼虫のことです。チョウの種類によって何齢で終齢幼虫になるかは違います。

イモムシの眠(みん)

幼虫は脱皮をする前にはご飯を食べなくなって、そのうちじっとして動かなくなります。脱皮に備えて力を蓄えています。その状態を眠(みん)と呼びます。

脱皮(だっぴ)

アオスジアゲハのイモムシは大きくなるために脱皮をします。これは、古くなった表皮をまとめて脱ぎ去っているのです。チョウの幼虫は柔らかいのでわかりにくいですが、昆虫はクチクラ層からなる外骨格で形成されていて、成長とともに中身が大きくなっても、外見はあまり大きくなれません。ですから、成長に伴い古い皮を脱ぎ捨てることで大きくなっていくのです。

眠の状態で小さくなっていたところから、体をぐいっと伸ばし体を収縮させながら、どんどん古い皮を脱いでいきます。最後にはお尻から全部皮を脱いでしまいます。脱皮した皮は食べてしまうのですが、それは栄養の確保と痕跡を消す役割があると思われます。

前蛹(ぜんよう)

蛹(さなぎ)になる直前にじっと動かなくなります。その状態を前蛹(ぜんよう)と呼びます。蛹になる準備に入ると餌(エサ)を食べなくなり、体の中の余計なモノをすべて出すので透き通ってきます。場所を決めたら、糸で腹部の先端を軽くくっつけて、さらにループ状に吐き出した糸で体をひっかけるように支えます。

蛹化(ようか)

終齢幼虫が脱皮をして蛹(サナギ)の形状になることを蛹化(ようか)と言います。

頭の後ろ部分が破れて、角がひょっこり出てくるところから蛹化(ようか)が始まります。 全部脱ぎ終わると、軽く固定したおしりの先を一回離して皮を捨てます。その後、器用に元の位置にお尻をくっつけます。

蛹(さなぎ)

この時期に体を大きく作り変えて、蛹の中で羽のある姿を形成します。

蛹は淡い緑色で濃淡のある筋が入っています。これは葉脈を真似ている擬態なのでしょう。羽化が近づくと、蛹の中で蝶の姿ができてきます。羽化の直前の蛹では、はっきりと中の蝶の姿を見ることができます。

羽化(うか)

蛹の中で羽のある成虫の体が出来上がると、最後の脱皮をして出てきます。これを羽化(うか)と言います。蛹の殻にヒビが入ってからほんの1分程度の出来事ですが、とても神秘的な光景です。

蛹の上部からヒビが入ってパカっと割れます。そこからぐいぐいとチョウが出て来るのですが、最初は羽がクシャクシャです。まずは、ぶら下がって羽が伸ばせるところまで行って、飛び立てるようになるまではじっとしています。

成虫から産卵

成虫になるとオスとメスが出会って産卵します。年に3~4回ほど発生するので春から夏の間ずっと、卵から幼虫まで観察することができます。

アオスジアゲハの越冬

アオスジアゲハは年に数回発生して見ることができますが、秋に蛹になったものはその状態で冬を越します。

アオスジアゲハ おまけ:アオスジアゲハ幼虫のうんこ

丸っこいような黒いうんこをします。幼虫の成長に合わせてうんこも大きくなっていきます。

アオスジアゲハのうんち。ころんとしたかわいいうんちですね。

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

昆虫の面白い!魅力たっぷり! たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています! 詳細なプロフィールはこちらのページで御覧ください。 TwitterやInstagramもやっているのでフォローや応援してもらえたら嬉しいです(^^)

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