ズボン、パンツ、ボトムス、スラックスの違いとは?
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投稿日:2017年6月8日
「服屋でズボンって言ったら『こちらのパンツは~』って言い直されたんだけど何なの!」 「ボトムスとかスラックスとか、違いがわからないんだけど!」
そんないら立ちを感じることはありませんか?
ファッション情報にふれると、定義がよくわからない横文字がたくさん出てきますよね。
「こんなこと知らないなんてバカにされるかも……」
そんな不安を感じることもあるかもしれません。
でも、心配ありません。
みんな雰囲気でやっています。
とは言え、よくわからない言葉をよくわからないまま使うのは意外とストレスになるので、ここでいったん基本の用語を整理しておきましょう。
ボトムス、ズボン、パンツ、スラックスの違い
あなたは「パンツ」という言葉を普段使っていますか?
「ズボンの方がしっくりくるんだけどな~」
そんなふうに感じている方もいるのではないでしょうか。
最近は、「ボトムス」という言葉もよく使われています。
男性になじみ深い「スラックス」もありますよね。
これらの違いは一体何なのでしょうか?
「ボトムス」 「ズボン」 「パンツ」 「スラックス」
この順番で、一つずつ説明していきます。
すべてを統べる「ボトムス」という名のカテゴリまず最初に押さえておきたいのは「ボトムス」です。
ズボン、パンツ、スラックス、ボトムス……
どれが正解か迷ったときは「ボトムス」と言っておけば間違いありません。
なぜなら、「ボトムス=下半身に着る服」だからです。
ズボンもパンツもスラックスも全部「ボトムス」。スカートもボトムス、タイツも袴もボトムスです。
ちなみに「ボトムス」は、単数形の「ボトム」という呼び方も使われます。日本語に直すと「下衣(かい)」です。
ダサい扱いされがちな「ズボン」「ズボン」と言ったらバカにされた。そんな経験はありませんか?
「ズボンだってwww クスクスクス」
非常に腹が立ちますね。しかし、大丈夫です。あなたは全然間違っていません。
「ズボン」は、「パンツ」「スラックス」とほぼ同義。
ズボンの由来には2つの説があります。
(1) 着用時に「ずぼん」と脚が入ることから (2) フランス語のペチコートを指すジュポン(jupon)がなまったものが、どちらも定かではないようです。
近年、「ズボンという呼び方はダサい」と感じる人が増えているようです。
ファッション業界では、消費者を飽きさせないよう、次々と新しい呼称が取り入れるため、言葉がどんどん古くなってしまうのですね。
要するに、「ホットケーキ」と「パンケーキ」みたいなものです。「ホットケーキ」と言っても間違ってないけど、どこか古い感じがする。
そんなニュアンスが「ズボン」にあることは確かです。
一般化した長ズボンの呼び方「パンツ」「パンツ」は、アメリカ英語で「長いズボン」を意味する言葉です(パンタルーンズの略語)。
イギリスで「パンツ」と言った場合には、下着も含まれます。
日本でも長い間、下着の意味として使われることが多かったですよね。
今ではすっかり長ズボンの意味が定着しましたが、「パンツって聞くと、どうしても下着を思い浮かべちゃうんだよね……」という人もいるのではないでしょうか。
パンツの呼び方には次の種類があります。
<「パンツ」呼び方いろいろ> アメリカ:パンタルーンズ(の略語がパンツ) イギリス:トラウザーズ、スラックス フランス:パンタロン ドイツ:ホーゼン 日本:ズボン外国語の呼び名でおしゃれ感を演出するのはよくあるパターンですよね。
日本では、一流ブランドが発表した長ズボンが「パンツ」と呼ばれ、一般化したようです。1980年代に入ってから急速に広まりました。
センタープレス入りきれいめズボン「スラックス」KIFFE Stripe slacks K15SB-02TW
「スラックス」は、「パンツ」「ズボン」とほぼ同義ですが、デニムパンツのようなカジュアル服を「スラックス」と呼ぶことはありません。
では、「スラックス」とは一体何か?
一般的には、ベルトを通すベルトループや、センタープレス(ズボンの中央に入った折り目)の入ったフォーマル寄りのズボンを「スラックス」と呼びます。
スーツのズボンや、オフィスカジュアルで着るズボンがそうですね。
以上が日本における一般的な「スラックス」ですが、もう少し詳しく見ていくと、少し違うニュアンスが感じられます。
「スラックス」の由来は「ゆるみ、たるみ」を意味する英語のスラック(slack)で、もともとはゆとりのあるスポーティな長ズボンをさしました。
文化出版局の『ファッション辞典』で「スラックス」を引くと、「狭義では、スーツのズボン(トラウザーズ)よりもカジュアルなもの」とあります。
トラウザーズ:フォーマル スラックス:カジュアルイギリスでは、ズボンにもはっきりとした格があって、名前が違うのですね。いかにも英国らしい感じがします。
英国紳士なら、スラックスじゃない、トラウザーズだ!
……そんなところでしょうか。
こういった文化の違いや歴背的な背景を汲むのは難しいですね。
興味のある人は、調べてみるとなかなか面白いですよ。 興味のない人は、スルーして一切問題ありません。
まとめ
ズボン、パンツ、ボトムス、スラックス、それぞれの違い、何となくわかりましたか?
最後にもう一度まとめます。
<ボトムス(ボトム)> 下半身に着る服の総称
<ズボン> 日本での呼び名 「死語」だと言う人もいるが、死語ではない
<パンツ> アメリカでの呼び名 下着、スーツのズボンを含むが、カジュアルなズボンをさすことが多い (チノパンツ、カーゴパンツ、ハーフパンツなど)
<スラックス> イギリスでの呼び名 日本では、仕事で着られるキレイめなズボンをさすことが多い
ざっくり言ってしまえば、全部ほぼ同じです。
外国の言葉は、日本で使われ始めた時点で、もともとの意味からズレていくことが多いですし、言葉は生きているので、厳密に定義することは難しいですね。
でも、これで「ズボンだって(クスクスクス」と笑われても、心をかき乱されることはありませんね。
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