トランプの人種差別的な「サル動画」にオバマ本人がコメント。「国民は非常に憂慮すべき問題と思っている」
aGettyアメリカのトランプ大統領が投稿した人種差別的な動画で、類人猿として描かれたオバマ元大統領が、映像についての考えを語った。
【動画】サルとして描かれた動画についてコメントするオバマ氏
トランプ氏は2月5日深夜、オバマ氏と妻のミシェル・オバマ氏を類人猿として描く場面が含まれる動画を、トゥルース・ソーシャルに投稿した。
Advertisement動画はすでに削除されているものの、トランプ氏の投稿は民主党・共和党双方の政治家らから批判された。
しかしトランプ氏は動画について謝罪せず、スタッフによって投稿されたものだと主張。自身は動画の人種差別的な部分を見ていなかったとも述べた。
オバマ氏本人が動画について言及
この問題についてオバマ氏本人に尋ねたのは、リベラル系インフルエンサーのブライアン・タイラー・コーエン氏だ。
コーエン氏は2月14日公開のオバマ氏へのインタビューで「数年前には不適切と見なされていたような発言が、今では容認されるどころか、報われるようになっている」と指摘。
Advertisementその例として、トランプ氏の人種差別的な動画などを挙げ、こうした“退化”にどう対応すべきか意見を求めた。
この質問に対し、オバマ氏は「アメリカ国民の大多数が、このような行動を非常に憂慮すべき問題だと感じている」と強調し、次のように言葉を続けた。
「確かにこれは心を乱される動きです。しかし、あなたもそうだと思いますが、私はアメリカ国内を回る中で、人々と会います。その人々は、今でも良識や礼節、親切心を信じています。ただ、ソーシャルメディアやテレビでは、道化師のショーのような混乱した状況が起きています」
Advertisement「かつて、ある種の礼儀正しさや品位、責任ある公職に対する敬意を持つべきだと感じていた人々の間に、恥の意識がなくなっているように見えます。そうしたものは失われてしまいました」
オバマ氏は、それでも大多数のアメリカ人は現政権の行動や価値観を支持していないと信じている、とも発言。
その理由として、ICE(移民税関捜査局)の強硬な移民取り締まりや、ミネソタ州ミネアポリスで2人の市民が連邦職員に殺害された事件に対して、多くの市民が団結して抗議デモを続けていることを挙げた。
「市民が体系的、組織的な形で、『これは私たちの信じるアメリカではない。私たちは闘う』と声を上げています」
Advertisement「私たちは真実とカメラ、平和的な抗議行動で抵抗し、これまで権威主義国家や独裁国家では起きていたけれども、アメリカでは見られなかったような行動を明るみに出していきます。普通の人々が氷点下の寒さの中で続けているあの英雄的な行動こそが、私たちに希望を与えるものとなるでしょう」
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
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