グレ・メジナのくわせエサ完全ガイド|生オキアミ・ボイル・色の使い分け
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グレ・メジナのくわせエサ完全ガイド|生オキアミ・ボイル・色の使い分け

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グレ・メジナのくわせエサ完全ガイド|生オキアミ・ボイル・色の使い分け

2026年3月30日

グレのくわせエサは、「これが一番」と決めてしまうとなかなか釣れなかったりもします。

釣れる日だけ切り取れば、生オキアミでそのまま食うこともありますし、赤いオキアミにだけ反応が偏ることもあります。けれど、実際の釣りではそんなに単純ではありません。刺し餌が残らない日もあれば、寄ってきて見切る日もある。見えているのに口を使わない時間が長い日もあります。

必要になるのは、「何が好きか」を当てることではなく、今の状況で何がズレているかを見つけることです。

グレのくわせエサを考えるときに一番大事なのは、食いの良さだけではありません。狙った棚まで残るか、まきエサの中で浮きすぎないか、魚に違和感を出しすぎていないか、この3つを同時に見ることです。ここを一つずつ整理しないまま、赤がいい、黄色がいい、生がいい、ボイルがいいと渡り歩くと、結局その日の正解から遠ざかります。

朝イチに生オキアミを付けて流したのに、3投続けて戻ってきたのが針だけだったことがあります。ウキにはそれらしい変化が出ないので、最初は食いが浅いのかと思いました。ただ、回収のたびに尾羽根だけがきれいに取られ、腹側は潰れていませんでした。あれは本命が口を使う前に、途中の餌取りにつままれて終わっていた状態です。

こういうときに「今日は生がダメだ」とだけ考えると浅いです。本当に見るべきなのは、生がダメなのではなく、生では棚まで仕事をさせられていないという事実です。

逆に、刺し餌がきれいに残って戻るのに、何投しても食わない日もあります。この場合は、餌が残っていない日とは考え方が変わります。残っているのに食わないなら、今度は「見せ方」のほうを疑うべきです。色が強すぎるのか、逆に埋もれているのか、まきエサの筋から少し外れているのか。実際、こちらは刺し餌を食わせているつもりでも、魚が見ている帯を半竿外しているだけで、反応はかなり変わります。

周りでポツポツ竿が曲がっているのに、自分だけ餌が戻る日がありました。こういうときは、つい刺し餌の種類を変えたくなります。ただ、ラインの張られ方を見ていると、仕掛けが思っていたより早く張られ、なじみ切る前に横へ引っ張られていました。投入点を少し前へ出し、糸ふけを抑えてなじませる位置を変えたら、同じ生オキアミのままで当たりが出ました。これも、くわせエサ以前に、刺し餌が魚の前を通っていなかっただけです。

先に結論

グレのくわせエサは「何を使うか」より先に、「今どこでズレているか」を見たほうが早いです。

刺し餌が残らないなら食わせの話ではなく成立の話、残るのに食わないなら見せ方の話です。この順番を外すと、くわせエサの判断は全部ぼやけます。

この記事では、グレ釣りで使うくわせエサを、単なる種類紹介ではなく、どの場面で何を優先して替えるかまで含めて整理していきます。中心になるのは、生オキアミ・ボイルオキアミ・色違いのオキアミ・シバエビの剥き身です。どれが優れているかではなく、どう使い分けると形になりやすいか、その判断の順番を本文の軸にします。

目次

  • 1 グレのくわせエサで最初に見るべきこと
    • 1.1 重要なのは「食いの良さ」だけではない
    • 1.2 まずは生オキアミを基準にするとブレにくい
  • 2 生オキアミで食わないときに見るべきズレ
    • 2.1 刺し餌が残らないなら、まずボイルを考えたほうがいい
    • 2.2 刺し餌は残るのに食わないなら、見せ方の問題が大きい
    • 2.3 生オキアミで残るのに当たらないときは、同調を疑う
  • 3 赤と黄色のオキアミはどこで差が出るか
    • 3.1 赤は反応を出したい場面で強さが出やすい
    • 3.2 黄色は見切られやすい日に差が出る
    • 3.3 色替えは「同じ条件で色だけ変える」と違いが見えやすい
    • 3.4 黄色にする、赤に寄せるときも「目的」を先に決める
  • 4 ボイルオキアミはどんな場面で強くなるか
    • 4.1 餌取りが多い日は、生の良さが出る前に終わることがある
    • 4.2 遠投では、ボイルのほうが釣りを作りやすいことがある
    • 4.3 ボイルは「食わない餌」ではなく、「残して見せる餌」と考える
  • 5 シバエビの剥き身はどこで差し込むと意味があるか
    • 5.1 魚はいるのに口を使い切らないときに強さが出る
    • 5.2 ぬめりを落とさないことが前提になる
    • 5.3 シバエビは主役ではなく、流れを変える一手として考える
  • 6 くわせエサで迷ったときの考え方
    • 6.1 最初に見るのは棚と投入点
    • 6.2 次に、刺し餌が残っているかを確認する
    • 6.3 色替えやシバエビは、最後の微調整として使う
  • 7 まとめ

グレのくわせエサで最初に見るべきこと

くわせエサの話になると、つい「何色がいいか」「生とボイルのどちらが強いか」という比較から入りがちです。ただ、現場ではその前に見なければいけないものがあります。刺し餌がどう戻ってきたかです。

ここを見ずに話を進めると、食わない理由を外しやすくなります。たとえば、尾だけ取られて戻るのか、頭だけ潰れて戻るのか、まったく無傷で戻るのか。この違いで、次にやるべきことは大きく変わります。

尾だけがなくなるなら、途中で小さくつままれている可能性が高いです。腹が裂けるなら、触られてはいるが吸い込まれていないかもしれません。きれいに残るなら、魚の前を通っていないか、色や質感に違和感を持たれている可能性があります。ウキの動きだけでは見えない情報が、回収した刺し餌にはかなり出ます。

まず見るポイント

  • 尾だけ取られる → 途中でつままれている可能性が高い
  • 腹が裂ける → 触っているが吸い込まれていない可能性がある
  • きれいに残る → コース・棚・色・質感のどこかがズレている

釣り場でこの差がはっきり出るのは、潮がそこそこ動いている日に多いです。見た目には同じように流せていても、仕掛けの角度が少し変わるだけで、刺し餌の入り方が変わります。風で道糸が引かれているのに、そのまま流していると、こちらは同調しているつもりでも、刺し餌だけ先に浮き上がることがあります。そうなると、魚が見ているのはまきエサの帯なのに、刺し餌だけ別の軌道を通ってしまいます。

グレ釣りでくわせエサを替える判断は、感覚でやっているようでいて、実際にはこういう小さな戻り方の差を積み上げて決めていきます。闇雲にローテーションしているように見えて、釣っている人は意外とそこを見ています。

重要なのは「食いの良さ」だけではない

生オキアミのほうが食いやすい、という話はよく出ます。実際、それ自体は大きく外れていません。何も問題がなければ、生オキアミでそのまま入る日があります。朝のまだ素直な時間帯や、餌取りがそれほど騒がしくないときは、生のほうが自然に入ることが多いです。

ただ、それだけを軸にしてしまうと、途中から崩れます。なぜなら、グレのくわせエサは食わせる力残す力の両方で考えなければいけないからです。

ここが判断基準

食わせる力だけなら生オキアミが強い場面は多いです。ただ、なじむまでに削られる、遠投した先で身がずれる、潮受けで針から回ってしまう。こうなると、食わせる前に終わっています。

そういう日に必要なのは、さらに食いの良い餌ではなく、まず棚まで仕事をさせることです。

反対に、残ることばかり考えて身持ちの強い餌へ寄せすぎると、今度は食い込みが浅くなることがあります。つまり、グレのくわせエサで本当に見たいのは、「食わせやすいか」単体ではなく、今の状況で、食わせる前提が成立しているかです。

まずは生オキアミを基準にするとブレにくい

それでも最初の基準として生オキアミを置く意味は大きいです。理由は、生で反応を見ておくと、その日のズレが分かりやすいからです。

朝の一投目から変に加工した餌や変化球を入れると、何に対して魚が反応したのかが見えにくくなります。まずは生で入れてみる。そこで、素直に口を使うのか、餌だけ取られるのか、追うが見切るのかを見る。この最初の観察が、そのあとの組み立てをかなり楽にします。

生オキアミでそのまま入る日は、当たりの出方も比較的分かりやすいです。前触れなくスッと入ることもありますし、重く持っていくような当たり方になることもあります。余計な違和感が少ないぶん、魚が決めるまでが早い印象があります。実際、まだ日が高くなりきっていない時間に、コマセの帯へ自然になじんだ生オキアミがそのまま持っていかれた場面は何度もあります。

一方で、生オキアミを基準にすると、崩れたときの理由も見えやすいです。たとえば、数投は持っていたのに、潮が変わってから急に尾だけ取られるようになった。これは、魚の食い気が落ちたというより、仕掛けの通り方や餌取りの触り方が変わったサインかもしれません。こういう変化を拾えるのが、生オキアミを基準に置く強さです。

生オキアミで食わないときに見るべきズレ

生オキアミを付けて食わないとき、すぐに色替えや別餌へ飛ばないほうがいい場面があります。先に見るべきなのは、刺し餌が残っているか、残っていないかです。

ここを飛ばすと、対処が全部ずれます。残っていないのに食わせの話をしても意味がありませんし、残っているのに餌持ちばかり気にしても前に進みません。

刺し餌が残らないなら、まずボイルを考えたほうがいい

投入してすぐ尾だけ取られる、遠投すると身がずれて戻る、なじむころには針が見えている。この状態なら、優先順位ははっきりしています。食わせることより、まず残すことです。

以前、沖の潮筋を流したくて遠投を繰り返した日がありました。こちらとしては、沖へ入れて潮に乗せ、張りすぎないように送りながら流しているつもりでした。ただ、回収のたびに刺し餌の腹が裂け、針から半分外れたような戻り方をしていました。最初は小さな餌取りだと思ったのですが、着水から回収までの時間を考えると、むしろ投げた直後の衝撃と途中の潮受けで身が持っていない感じでした。

そこからボイルへ替えると、同じ流し方でも刺し餌が残る時間が明らかに伸びました。あのとき助かったのは、「生が好きなはずだ」という先入観を切れたことです。

注意

生オキアミで反応が出ないとき、すぐに「今日は食わない」と決めるのは早いです。本命まで届いていないだけのことがかなりあります。

ボイルへ替える意味は、食わせをあきらめることではありません。食わせの土台を作り直すことです。刺し餌が棚まで届くようになって初めて、その日の食う・食わないを判断できます。

刺し餌は残るのに食わないなら、見せ方の問題が大きい

逆に、刺し餌がきれいに戻るなら、話は変わってきます。このときは、餌が悪いというより、今の見せ方が噛み合っていないことが多いです。

魚は見えているのに口を使わない日には、追い方に違いが出ます。すっと寄ってきてそのまま見送るのか、口先でつつくだけなのか、一度止まってから反転するのか。ここを見ていると、単に食い渋りで片付けられないことが分かります。

コッパがわいている場面で、赤いオキアミにはすぐ反応するのに、寸前で口を使わず散っていく日がありました。逆に黄色へ替えたときは、寄り方は少し鈍いものの、最後まで食い切る魚が出ました。大きな差ではありません。ただ、現場ではこの小さな差で一日が変わります。見せ方の話は、こういう食う直前の反応を拾えるかどうかで精度が変わります。

現場での見方

寄るかどうかだけでは足りません。見るべきなのは、寄ったあとに止まるのか、そのまま吸い込むのかです。

生オキアミで残るのに当たらないときは、同調を疑う

もう一つ見落としやすいのが、まきエサとの位置関係です。

生オキアミが残っている、色も悪くなさそう、でも当たらない。そういうとき、くわせエサの種類に意識が向きがちですが、実際には刺し餌がまきエサの帯から外れているだけのことがあります。半竿の差でも、魚の見ている場所から外れれば口は使いません。

潮が左へじわっと行っている日に、こちらは右前へ入れて自然になじませているつもりでも、糸ふけの出方ひとつで刺し餌の角度は変わります。ラインが早く張られると、なじみ切る前に刺し餌だけ上ずることがあります。周りに反応があるのに自分だけ無傷で戻る日は、このズレを疑ったほうが早いです。

赤と黄色のオキアミはどこで差が出るか

オキアミの色は、見た目ほど単純ではありません。赤のほうが目立つから強い、黄色のほうが珍しいから食う、という話だけでは片付きません。実際に差が出るのは、魚が刺し餌を見つけたあと、最後に口を使うまでの部分です。

色の話になると、どうしても「どちらが釣れるか」という結論を急ぎたくなります。ただ、現場で見ていると、差が出るのは釣れた・釣れないの結果より前です。寄る速さ、止まり方、見切り方、このあたりに先に差が出ます。

マルキュー くわせオキアミ 食い込みイエロー 釣りエサ 冷凍エサ マルキュー(MARUKYU) マルキュー(MARUKYU) くわせオキアミV9 Lサイズ 釣りエサ マルキュー(MARUKYU) 赤は反応を出したい場面で強さが出やすい

赤いオキアミが使いやすいのは、魚の反応がまだ前向きで、刺し餌を見つけさせたい場面です。

実際、コッパグレが見えているときに、赤を入れると落ちた瞬間に向きを変えて追うことがあります。黄色には寄るだけで終わるのに、赤だと一段反応が速くなる。そういう日は確かにあります。

この差が出やすいのは、魚が浮き気味で、エサを見つけるスピードがそのまま口を使う早さにつながる場面です。まきエサの中で埋もれにくく、刺し餌の存在が伝わりやすいので、魚に勢いがある時間帯や、見えている群れに対してテンポよく探りたいときは、赤のほうが組み立てやすいです。

ただし、ここで大事なのは「寄る=食う」ではないことです。赤は反応を出しやすい反面、寄ってきても止まる魚が増える日があります。だから、赤が強いかどうかは、寄せる力だけでなく、そのまま食い切るかまで見ないと判断を誤ります。

黄色は見切られやすい日に差が出る

黄色のオキアミが活きるのは、赤に対して反応はあるのに、どこかで止まる日です。

別の日、赤いオキアミには魚が寄るのに、近くまで来て向きを変える場面が続いたことがありました。追っては来るのに、口先で確認して終わる感じです。そこで黄色へ替えたところ、寄りの速さは少し落ちたものの、そのまま食い込む魚が出ました。四十センチを超える口太が入ったのも、その切り替えのあとでした。

このとき感じたのは、黄色のほうが“目立つ”というより、“止まらせにくい”場面があるということです。魚が慎重な日には、見つけてもらうことより、見つけたあとに違和感なく吸わせることのほうが大事になります。黄色はそういう日に噛み合うことがあります。

色替えの結論

赤と黄色は、どちらが上というより魚がどこで止まっているかで使い分けると整理しやすいです。

赤は反応を出したい場面、黄色は見つけたあとに食い切らせたい場面で差が出やすくなります。

色の使い分けで大事なのは、派手か地味かを頭で決めることではありません。魚がどこで止まっているかを見ることです。寄りが遅くても食い切るならその色に意味がありますし、寄りが速くても見切るならその色は少しズレています。ここを見ずに、赤が強い、黄色が強いと決めると、次の釣行で再現しにくくなります。

色替えは「同じ条件で色だけ変える」と違いが見えやすい

色の比較をするときに崩れやすいのは、棚や投入点まで一緒に変えてしまうことです。これをやると、当たった理由が色なのか、通したコースなのか分からなくなります。

実際に色を見たいときは、できるだけ同じ流し方で、刺し餌の色だけを替えてみるほうが差が拾いやすいです。寄ってくるまでの速さ、口を使う深さ、ついばみで終わるか、そのまま吸い込むか。この違いが見えると、その日の色の意味がかなりはっきりします。

水中を見られる場面では、この差は思った以上に分かりやすいです。赤のほうへすぐ寄るのに寸前で止まる、黄色だと近づき方は慎重でも最後まで入る。固定の正解がないからこそ、色は結論ではなく、反応を見るための手段として使ったほうが強いです。

注意

色を替えるときに、棚や投入点まで同時に動かすと判断がぼやけます。まずは同じ条件で色だけ変えるほうが差を拾いやすいです。

黄色にする、赤に寄せるときも「目的」を先に決める

オキアミを黄色に着色したり、赤系の粉をまぶして色味をそろえたりする方法自体は珍しくありません。問題は、何となくやることです。

黄色にしたいなら、赤では寄るけれど食い切らない状況を変えたいのか、まきエサの中で別の見え方をさせたいのか、その目的を先に持っておいたほうがいいです。赤寄りにする場合も同じで、魚へ見つけさせたいのか、まきエサと色味をそろえて刺し餌だけ浮くのを防ぎたいのかで意味が変わります。

赤い配合材をオキアミにまぶして使うやり方は、単に色を濃くするだけではなく、まきエサとの見た目を寄せやすいのが利点です。刺し餌だけ妙に目立って見切られている感じがある日は、こういう寄せ方のほうが自然に入ることがあります。

オキアミを黄色にしたいとき

手軽なのは着色です。食用の着色料を使う方法もありますし、加工の段階で黄色を付けるやり方もあります。

ただ、色を変えること自体が目的になると少し外しやすくなります。大事なのは、黄色にした結果として何を変えたいのかです。赤では寄るが食い切らない状況を変えたいのか、それとも他の刺し餌と違う見せ方をしたいのか。この整理があるだけで使い方がぶれにくくなります。

マルキュー(MARUKYU) ツケ込みにコレだ!!ハード マルキュー(MARUKYU) オキアミを赤寄りにそろえたいとき

赤系に寄せたい場合は、赤い配合材をまぶして色味をそろえるやり方も使いやすいです。

この方法の良さは、刺し餌だけが浮かず、まきエサとの色のつながりを持たせやすいところにあります。刺し餌だけ不自然に見えている気がするときは、こうした寄せ方のほうが形になることがあります。

マルキュー(MARUKYU) グレパワーV9 マルキュー(MARUKYU)

ボイルオキアミはどんな場面で強くなるか

生オキアミのほうが自然で食わせやすい場面があるのは確かです。ただ、実戦で結果を安定させるのは、生の強さだけではありません。刺し餌を狙った棚まで残せるかどうかがかなり大きいです。

ボイルオキアミは、ここで差が出ます。身が締まっていて崩れにくく、遠投や餌取りの多い場面でも形が残りやすい。だからこそ、生オキアミでは釣りが成立しにくい日に、急に存在感が増します。

ここが要点

ボイルオキアミの価値は、単に硬いことではありません。狙った層へ、狙った形で刺し餌を運びやすいことです。

餌取りが多い日は、生の良さが出る前に終わることがある

ボイルへ替えたくなる典型は、表層の餌取りが多い日です。

着水した直後はちゃんと付いていたのに、なじむころにはもう身が削られている。回収すると尾だけがない、頭だけ残る、針が丸見え。こういう戻り方が続くなら、生オキアミの自然さを語っている場合ではありません。魚に見せる前に消えているからです。

堤防でも磯でも、秋口の小魚が多い時期は特にこの差が出ます。仕掛けが落ち着くまでのわずかな時間で、刺し餌だけが先に処理されることがあります。自分では「今日は食い渋い」と感じていても、実際には本命まで届いていないだけということは珍しくありません。

こういう日にボイルへ替えると、まず変わるのは当たりの数ではなく、刺し餌への信頼感です。流している最中に「まだ残っているはずだ」と思える時間が増える。これが大きいです。釣りは、そこが見えないと組み立てられません。

現場感のある判断

生オキアミで当たりが出ないとき、見るべきなのはウキの反応だけではありません。回収した刺し餌が、どこまで仕事をしていたかです。

遠投では、ボイルのほうが釣りを作りやすいことがある

沖の潮筋を探りたい日も、ボイルの優位が出やすいです。

生オキアミは近距離で自然になじませると強いのですが、遠くへ飛ばして潮に乗せると、どうしても着水の衝撃や途中の潮受けで身が崩れやすくなります。回収したときに、針から半分めくれたような状態で戻ることがあります。これだと、実際にはどこまで仕事をしていたのか分かりません。

以前、向かい風気味の中で沖の筋を流した日に、生では何投しても刺し餌が安定しませんでした。投げた直後は問題なさそうでも、回収すると腹側が裂け、針先のあたりで回っている感じでした。道糸が風に引かれて余計なテンションがかかっていたのもありますが、その日はボイルへ替えてようやく釣りになりました。ボイルは着水後も形が残りやすく、ラインが少し張られても刺し餌の崩れ方が小さいので、遠投帯での再現性が上がります。

もちろん、ボイルは沈下速度やなじみ方が生と同じではありません。替えたらそのままではなく、投入点や仕掛けの入れ方も少し合わせ直したほうがいいです。沈みがゆっくりになるぶん、前へ入れすぎると帯から外れやすいことがあります。そこまで含めて調整して初めて、ボイルの強さが出ます。

注意

ボイルへ替えたあとも、生と同じ感覚でそのまま流すと外しやすいです。沈み方が変わるぶん、投入点やなじませ方まで見直したほうがまとまりやすくなります。

ボイルは「食わない餌」ではなく、「残して見せる餌」と考える

ボイルの話になると、「食いはやっぱり生のほうがいい」というところで思考が止まりがちです。半分は正しいです。ただ、それだけで切ってしまうと使いどころを外します。

ボイルの価値は、単に硬いことではありません。狙った層へ、狙った形で刺し餌を運びやすいことです。ゆっくり見せたいとき、途中で削られたくないとき、遠投先でも形を保ちたいとき。この条件では、ボイルのほうが結果につながることがあります。

生かボイルかは優劣ではなく、食わせを優先するか、成立を優先するかで選ぶほうが実戦向きです。ここがズレると、くわせエサの使い分けは形になりません。

シバエビの剥き身はどこで差し込むと意味があるか

シバエビの剥き身は、何でもこれに替えればいいという餌ではありません。逆です。出しどころを絞ったほうが意味があります。

一番分かりやすいのは、オキアミで寄るのに食い切らない場面です。色を替えても、生とボイルを替えても、あと一歩が埋まらない。そういうときに、エサの“種類そのもの”を変える一手として効いてきます。

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結論

シバエビの剥き身は、最初から主役にする餌ではありません。オキアミで詰まったときに流れを変える一手として考えると使いどころがはっきりします。

魚はいるのに口を使い切らないときに強さが出る

オキアミには寄る。見には来る。けれど、そこで止まる。こういう時間が長い日は、色や沈み方より、エサの質感や匂いの違いが効くことがあります。

シバエビの剥き身へ替えると、反応の出方が少し変わることがあります。追い方が速くなるというより、口先でつつくだけだった魚が、もう少し深く入る感じです。ついばみで終わっていたものが、そのまま持っていく入りに変わることがあります。

実際、オキアミには何度も寄るのに、最後に反転する場面が続いた日に、シバエビへ替えて初めて食い切ったことがありました。劇的というほどではありません。ただ、ああいう日に必要なのは派手な変化ではなく、魚の最後の警戒をひとつ減らすことです。シバエビは、その役を果たすことがあります。

ぬめりを落とさないことが前提になる

シバエビを使うなら、扱い方まで含めて餌です。ここを軽く見ると差が出ません。

オキアミでも、長く水に浸けてぬめりが抜けた餌や、ボイルで表面がさっぱりした餌は、妙に反応が薄く感じることがあります。見た目は同じでも、魚の触り方が変わることがあります。

シバエビも同じで、剥いたあとに洗いすぎると持ち味がかなり落ちます。手に残るぬめりを不快に感じる人は多いですが、そこで水で流してしまうと、せっかくの変化球の意味が薄れます。食用のむき身をそのまま使うより、殻付きのものを剥いたほうが形になりやすいのは、その差があるからです。

コツ

シバエビの剥き身は、ぬめりを落としすぎないことまで含めて使い方です。ここを雑にすると、差し込む意味が薄くなります。

シバエビは主役ではなく、流れを変える一手として考える

大事なのは、シバエビを常用の一軍にしないことです。最初からシバエビで通すより、オキアミで見た反応を受けて出すほうが意味があります。

なぜなら、シバエビの強さは単体性能というより、オキアミでは埋まらなかった差を動かせることにあるからです。生で食わない、ボイルでも変わらない、色を替えても口を使い切らない。そこまで見て初めて、質の違う餌を入れる意味が出てきます。

この順番を守ると、シバエビに替えて当たったときも「たまたま釣れた」で終わりません。何が変わって食ったのかを少し残しやすくなります。これが次の釣行で生きます。

くわせエサで迷ったときの考え方

グレのくわせエサで迷い始めると、持っている餌を順番に試したくなります。ただ、そのやり方だと、何が理由で形になったのかが残りません。次の釣行でもまた同じように迷います。

だから、迷ったときは順番を決めておいたほうがいいです。自分の中で見るポイントを固定しておくと、釣れない時間が長くても組み立てが崩れにくくなります。

迷ったときの順番

  • まず棚と投入点
  • 次に刺し餌が残るかどうか
  • 残らないならボイル
  • 残るのに食わないなら色替え
  • それでも埋まらないならシバエビ
最初に見るのは棚と投入点

これはくわせエサの話から少し外れるようでいて、実は一番大事です。

魚が見えているのに食わないときでも、刺し餌がまきエサの帯から外れていれば話になりません。半竿の差、なじみの早さ、糸ふけの量、このあたりで通るコースはかなり変わります。何を付けるかを考える前に、魚の見ている場所を通せているかを一度確認したほうがいいです。

実際、色も生ボイルも替えて変わらなかった日に、投入点を少し修正しただけで当たりが出たことは何度もあります。こういうときに「やっぱりあの餌が良かった」と記憶してしまうと、次に再現できません。本当の修正点は、餌ではなくコースだったからです。

次に、刺し餌が残っているかを確認する

棚とコースが大きく外れていないと感じたら、次は刺し餌の戻り方です。

残らないなら、食いの話ではなく成立の話です。ここではボイルを優先して考えたほうがいいです。残るようになってから、その日の食い方を見たほうが早いです。

残るのに食わないなら、今度は見せ方です。色を替える、沈み方を変える、必要なら質の違う餌を入れる。順番としてはこの流れになります。

色替えやシバエビは、最後の微調整として使う

赤と黄色の比較や、シバエビの投入は面白いですし、実際に差が出ます。ただ、ここから先に入ると遠回りしやすいです。

くわせエサで一番大きい差は、実は「食わせる力」そのものより、魚の前で仕事をしているかどうかで出ます。だから、色替えや別餌は、棚・投入点・残り方を見たあとに使ったほうが精度が上がります。

順番としては、まず棚と投入点。次に刺し餌が残るか。残らないならボイル。残るのに食わないなら色替え。それでも埋まらないならシバエビ。この流れで見ていくと、かなり整理しやすいです。

まとめ

グレのくわせエサは、「これが最強」という一本で終わるものではありません。

まず基準にしやすいのは生オキアミです。そこで、その日の反応を見る。刺し餌が残らないなら、食わせより先にボイルで成立を取りにいく。残るのに食わないなら、赤と黄色で見せ方を動かす。そこでも食い切らないなら、シバエビの剥き身のように質の違う餌を差し込む。この順番で考えると、くわせエサの迷いはかなり減ります。

一番大事なのは、釣れた餌の名前を覚えることではありません。なぜ替えたかを残すことです。尾だけ取られたのか、腹が裂けたのか、きれいに残ったのか。寄って見切ったのか、ついばんだのか、そのまま吸い込んだのか。この違いを見ておくと、次の釣行でも同じように組み立てやすくなります。

まとめの核心

グレ釣りのくわせエサは、餌の種類を増やすほど強くなるわけではありません。今の状況で何がズレているかを見て、それに合った一手を入れられるかどうかです。

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