同棲解消で彼女に「出ていけ」と送ったら、友人中に広まって"常識のないやつ"になっていた
同棲解消で彼女に「出ていけ」と送ったら、友人中に広まって"常識のないやつ"になっていた- 2026.3.6
一緒に暮らしてみたものの、どうしても合わない。そう感じること自体は、誰にでもあることかもしれません。
けれど、別れ際の対応ひとつで、周囲からの見え方は大きく変わってしまうことがあります。これは、自分の立場を見誤ったひとりの男性のお話です。
好条件に甘えて始まった暮らし同棲のきっかけは、彼女の提案でした。彼女の父親が所有するマンションに空きがあり、「家賃がかからないから一緒に住まない?」と誘われたのです。僕は二つ返事で了承しました。引っ越しといっても、持っていったのは服や日用品くらい。家電も家具もすべて彼女が持っていたもので、僕はほとんど手ぶらで転がりこんだようなものでした。その"甘え"がどこまで広がっていたのか、当時の僕はまるで気づいていなかったのです。
「出ていけ」が正しいと思い込んでいた暮らしていくうちに価値観のズレを感じるようになりました。ただ正直にいえば、家事をすべて彼女に任せきりにしていた自覚はあります。ある日、彼女からLINEが届きました。
「ずっと考えてたんだけど、同棲を解消したい。別れてほしい」
僕も同じことを感じていたので、驚きはありませんでした。友人の一人が以前同棲を解消した際、「同棲を解消したら女性側が出ていった」と話していたのを思い出し、深く考えずにこう返しました。
「わかった。じゃあ出ていけよ」
すると彼女から即座に反論が来たのです。
「ここは父の家だよ。家具も家電もほとんど私が買ったもの。出ていくのはあなたのほうだと思うけど」
頭では理解できたものの悔しくて、「同棲解消したら女性が出ていくものだ」とLINEで返してしまいました。けれど、それ以上の反論はすることはできません。
友人からの連絡で現実を突きつけられる数日間、僕は意地を張って部屋を動こうとしませんでした。すると突然、共通の友人からLINEが届いたのです。
「彼女のお父さんの家に住まわせてもらってたのに"出ていけ"は、さすがにおかしいよ。すぐ荷物まとめな」
彼女が相談したのかもしれないと思いました。反論しようとしましたが、友人の言葉はどこにも隙がなく、何も返せませんでした。冷静に考えれば当然のことです。僕は彼女の父親の家に、彼女の家具に囲まれて暮らしていただけ。「出ていけ」と言える立場では、最初からなかったのです。
そして...結局、僕はしぶしぶ荷物をまとめて出ていきました。最後まで素直に謝ることができなかったのは、彼女に負けたくなかったからです。新しく借りた部屋の家賃は、彼女のマンションに住んでいたころには想像もしなかった金額で、毎月の支払いが重くのしかかっています。
どれだけ恵まれた環境にいたのか、出ていって初めて思い知りました。さらに堪えることが起きました。この一件が共通の友人たちの間に広まり、僕は"常識のない人"として見られるようになっていたのです。失ったのは彼女だけではなかったのだと、今となっては痛感しています。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
元記事で読む