定年後の人生が激変!カラスから猫を助けた「お父さんと猫」の物語、その後
先日のクリスマスのるるちゃんとお父さん。ますます若返ったお父さんの笑顔にほっこり。写真提供/@turi20182023.12.31- #LIFESTYLE
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猫からもらった若返りと幸せパワー
FRaU編集部
プロフィール
年齢を重ねても動物と暮らす、ということ
12月29日、NHKBSの番組『石田ゆり子 世界の犬と猫を抱きしめる~イギリス編』が放映後、犬や猫と暮らす人の間で話題になった。
犬や猫と暮らす現在、50代の石田さん。動物愛護活動も行い、動物との暮らしが当たり前の石田さんは、動物愛護先進国でもあるイギリスの猫保護施設「キャッツプロテクション」などを取材し、猫たちが快適保護される環境や年齢を重ねても犬や猫が譲渡されるしくみに深く感動していた。紹介されていた「キャッツプロテクション」では、きちんと愛情を持って飼育できるか、という点は慎重に判断されるが、高齢者であっても飼育能力があれば譲渡されるという。万が一、飼育できなくなった場合は、再度保護施設が引き取りケアするというしくみが徹底されているのだ。
そんな施設のスタッフに「今の日本のしくみでは歳を取ったら動物と暮らせないんです……」と語る石田さんの言葉に、
「猫と暮らせなかったらますます老いてしまうと思う。イギリスに越したい」 「高齢者のペット飼育崩壊はもちろん、大きな問題。ただダメを浸透させるのではなく、高齢者でも猫や犬と暮らせる社会が日本でもできてほしいと思います」
といった共感の声がSNSにも集まった。
最近、高齢者と動物がともに暮らせる特別養護施設が話題を集めたり、日本でも徐々にそういった動きも見え始めてはいるが、まだごく一部だ。しかし、高齢者とペットとの生活には、メリットも多い。犬や猫にとっては穏やかに寄り添ってくれる生活を送ることができ、高齢者には生きがいが生まれるからだ。もちろん飼育放棄などの問題も多く、簡単に「いつまでも飼っていい」とはいえない課題も多いが、真摯に望む声が多いことも確かだ。
FRaUでも、定年間際70歳のお父さんが、瀕死な状態の子猫を保護し、子猫が元気になるだけでなく、猫と暮らすことで、お父さんがみるみる若返り、家族の絆が深まっていく姿を二度にわたりご紹介し、大きな反響をいただいた。お父さんと愛猫るるちゃんのお話は、SNSで話題を呼び、2023年4月末には『親父と猫 定年後に待っていた猫ライフ 』というタイトルで書籍化された。
3歳近くなったるるちゃんとお父さんの今を息子さん(@turi2018)に、久々にお話を伺った。
-AD-お父さんとるるちゃんの運命ともいえる出会い
「親父とるるの出会いは、一般的にはよくあるパターンともいえるかもしれません。ただ、親父にとって大きかったのは、“定年間際”にるると出会ったこと。これは今思うと、奇跡のような出来事だったのかもしれません。
僕は、仕事一筋で不器用な性格の親父が、定年後どうなってしまうのだろう、と少し不安に思っていました。そんな親父に、第二の子育てともいえる機会をくれたるるとの出会いには、運命的なものを感じてしまいます」(息子さん)
過去の記事と重なる部分もあるが、そんなお父さんの運命を変えたお父さんとるるちゃんの出会いについて簡単にご紹介しよう。
2021年3月5日、まだまだ寒さが残るこの日、お父さんはいつものように仕事の合間に、バイクに乗ってお弁当を買いに出ていた。お馴染みのお弁当屋さんに並んでいると、10メートル先の車道で、何やら黒いものが動いていた。
よく見ると小さな黒い子猫とカラスだった。
「最初、カラスは近くにいるだけだったんですが、もう一羽別のカラスがやってきて、子猫をつつき始めました。“こりゃいけん!”と思い、すぐに停めていたバイクにまたがって子猫に近づきました。すると、子猫は怖がりもせず、私のほうに近寄ってきたんです。見ると衰弱していて、カラスもまだ近くで狙っている……。ここに放置することはできないと思いました」(お父さん)
親猫が近くにいるかもと周囲を見ても親猫がいる様子もなく、子猫は飼い猫とは思えない感じで見てわかるほど衰弱していた。お父さんは、とりあえずバイクの荷台ボックスに子猫を入れて、会社に戻った。職場で、子猫の貰い手を探してくれたが、急なことで難しかった。内心、「どうしよう、うちに連れて帰れんしのう……」とお父さんは途方に暮れていたという。
というのも、お父さんの家では、猫と暮らしたこともあり、先代の猫が亡くなったときに、お母さんがとても悲しんで「もう動物とは暮らせない」と言っていたからだ。
「家に電話をかけて『子猫がカラスに狙われとったのを助けたんよ。これも何かの縁じゃけぇ……うちで世話してやれんかのぅ』と話すと、妻からは『だめよ、何考えとるん』とピシャリ。困ったなと思いながらも、放置することもできないので、そのまま家に連れて帰りました」(お父さん)
少し衰弱している様子です。写真提供/@turi2018 保護されたばかりのるるちゃん。写真提供/@turi2018 SHARE- #LIFESTYLE
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